東京・渋谷に昨年オープンした「UESHIMA MUSEUM」の別館として、千駄ヶ谷に「UESHIMA MUSEUM ANNEX」が開館。現代アーティストの今津景(いまづ・けい)の個展がオープニングを飾る。2025年3月31日(月)まで。
「UESHIMA MUSEUM」は、事業家・投資家の植島幹九郎(うえしま・かんくろう)が、国内外の現代アートコレクションを公開する場として2024年に開館。この美術館の別館として、このたび千駄ヶ谷に「UESHIMA MUSEUM ANNEX」がオープンし、こけら落とし展として、アーティストの今津景(いまづ・けい)による個展が現在開催されている。
(※1)参考記事:Numero.jp「UESHIMA MUSEUMが開館 現代アートの新たな発信地」
今津景は、2022年にドイツ・カッセルで開催される世界最大級の現代アート展「ドクメンタ15」に招聘されるなど、国際的な注目を集める現代アーティストの一人。本展では、同館のコレクションから、大型作品『生き残る』(2019年)を含む12点の今津作品すべてが展示される。
今津の作品は、インターネット上のイメージを収集し、デジタル加工を施した上で油彩に落とし込む独自の手法を用いており、CGの質感やバグ、デジタルノイズなどを取り込み、絵画とデジタルの境界を超えた表現を生み出してきた。また、17年からインドネシア・バンドンへ移住し、異地の自然や文化、宗教、歴史と向き合いながら、出産を経て育児と制作を並行する環境へと変化していったことも、作品に大きな影響を与えているという。
なお、東京・初台の東京オペラシティ アートギャラリーでは、大規模個展も開催中。こちらもぜひお見逃しなく(※2)!
(※2)参考記事:Numero.jp「今津景が東京オペラシティで個展 その作品世界に迫る」
※掲載情報は2月20日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
UESHIMA MUSEUM ANNEX 今津景展
会期/2025年1月15日(水)〜3月31日(月)
会場/UESHIMA MUSEUM ANNEX
住所/東京都渋谷区千駄ヶ谷3-16-5 MUPRE北参道 3F
料金/一般 600円、中高生 400円、小学生以下 無料
時間/11:00〜17:00(最終入場 16:00)
休館/月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
URL/ueshima-museum.com/imazukei