マーク・マンダースの特別展示も! 開館30周年プレ企画展@東京都現代美術館 | Numero TOKYO
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マーク・マンダースの特別展示も! 開館30周年プレ企画展@東京都現代美術館

高木敏子 『綴織壁掛 貌』 (1963年)
高木敏子 『綴織壁掛 貌』 (1963年)

東京・清澄白河の東京都現代美術館の開館30周年を記念した、「MOTコレクション 竹林之七妍/小さな光/開館30周年記念プレ企画 イケムラレイコ マーク・マンダース  Rising Light/Frozen Moment」が開催。会期は、2024年12月14日(土)〜2025年3月30日(日)まで。

間所(芥川)紗織 『イザナギノミコトの国造り』 (1955年)
間所(芥川)紗織 『イザナギノミコトの国造り』 (1955年)

戦後美術を中心に、近代から現代に至るまで約5800点の作品を収蔵する東京都現代美術館。「MOT コレクション」展では、会期ごとにさまざまな切り口を設けて収蔵作品を展示し、現代美術の持つ多様な魅力を発信している。

今回は1Fで、「竹林之七妍」と題し、新収蔵作品を中心に7人の女性作家に焦点を当てた展示を開催。「竹林之七妍」とは、同館所蔵の河野通勢の作品名に由来し、俗世を離れて竹林に集い清談を交わす古代中国の7人の賢者が、7人の女性に姿を変えて描かれている。

また、生誕100年を迎えた間所(芥川)紗織と高木敏子に加え、漆原英子と小林ドンゲ、前本彰子の新収蔵作品を交えて展示。朝倉摂と福島秀子の既収蔵作品をはじめ、「小さな光」と題した小企画として、オラファー・エリアソン、山本高之らの作品の展示も行う。

福島秀子 『作品』 (1958年)
福島秀子 『作品』 (1958年)

3Fでは、2025年3月18日に迎える開館30周年を記念して、イケムラレイコ、マーク・マンダースの特別展示を含む「開館30周年記念プレ企画 イケムラレイコ マーク・マンダース Rising Light / Frozen Moment」を開催。

マーク・マンダースは、2021年に「マーク・マンダース ーマーク・マンダースの不在」を同館で開催し、その展示が大きな反響を呼んだ。

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わき立つ色彩とイメージによって、この世に存在するものの生成と変化の諸相をあらわすイケムラの作品群。そして、静止した瞬間を捉えるマーク・マンダースの張り詰めた空間。そのそれぞれをコレクション以外の作品も交え、特別に構成する。駒井哲郎らの版画作品、ロバート・ライマンやアグネス・マーティンなどの絵画作品とあわせて、ぜひ堪能してみたい。

※掲載情報は12月16日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

「MOTコレクション 竹林之七妍/小さな光/開館30周年記念プレ企画 イケムラレイコ マーク・マンダース  Rising Light/Frozen Moment」
会期/2024年12月14日(土)〜2025年3月30日(日)
会場/東京都現代美術館
住所/東京都江東区三好4-1-1
開館時間/10:00〜18:00
※展示室入場は閉館の30分前まで
休館日/月曜、12月28日~1月1日、1月14日、2月25日
※1月13日、2月24日は開館
料金/一般 ¥500、大学生・専門学校生 ¥400、高校生・65 歳以上 ¥250、中学生以下無料
※企画展のチケットでも入場可
URL/https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mot-collection-241214/

Text : Akiko Kinoshita

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