“電波漏れ”をテーマに長谷川新がキュレーションを手がける展覧会「陸路(スピルオーバー#1)」@BUG | Numero TOKYO
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“電波漏れ”をテーマに長谷川新がキュレーションを手がける展覧会「陸路(スピルオーバー#1)」@BUG

MES『ガイ/GA-I』(2023年) 撮影:百瀬文
MES『ガイ/GA-I』(2023年) 撮影:百瀬文

昨年9月にオープンした東京駅直結のアートセンター「BUG」にて、注目のキュレーター・長谷川新(はせがわ・あらた)による展覧会企画がスタート。第1弾として、3組のアーティストの新作展「陸路(スピルオーバー#1)」が開催されている。2024年6月16日(日)まで。


クリエイターらによる意欲的なビジュアル表現の実験をサポートし、制作発表の場としても歴史にその名を残す、東京・新橋の「クリエイションギャラリーG8」。その意志を継ぐアートセンター「BUG」(※1)は、クリエイターのみならず、アートに関わる仕事に携わるすべての「アートワーカー」の創作活動をサポートする場として、昨年スタートを切った。

(※1)参考記事:Numero.jp「東京駅八重洲口に誕生する新アートセンター「BUG」にて雨宮庸介展が開催」


同館の開館以来5回目の展覧会となる本展は、“本来の範疇を超えて電波が届くこと”などを意味する「スピルオーバー(spillover)」がテーマ。これは、特定の施設に属さないインディペンデントキュレーターとして活躍の幅を広げる、長谷川新の新企画第1弾として開催されるもの。

参加アーティストは、林修平、そして、新井健と谷川果菜絵による「MES」、また、谷川果菜絵、小宮りさ麻吏奈からなる「FAQ?」の3組。“一人、1組、1プラットフォーム”による作品を通じて、スピルオーバーの実践と展開を試みる。

長谷川のキュレーションによるさまざまなアプローチの作品から、自分の境界を超えた思考の広がりを、ぜひ会場で体感してみてはいかが。

林 修平『帝國水槽』(2022年) 撮影:守屋友樹
林 修平『帝國水槽』(2022年) 撮影:守屋友樹

FAQ? 『FAQ?交換日記』(2023年)
FAQ? 『FAQ?交換日記』(2023年)

※掲載情報は5月18日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

陸路(スピルオーバー#1)
会期/2024年5月8日(水)〜6月16日(日)
会場/BUG
住所/東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー1F
料金/無料
時間/11:00〜19:00(水曜日は、20:00まで。5月22日、29日は、18:00まで)
休館/火曜日
URL/bug.art/exhibition/spillover-2024/

Text : Manami Abe

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