故エイミー・ワインハウス、ストリーミング10億再生達成でブリット・ビリオン・アワードを受賞!
2011年、アルコール中毒による事故で27歳で帰らぬ人となったエイミーは、故人の伝記映画『バック・トゥ・ブラック』が公開されたことで再び関心が高まっている。2006年にリリースされた楽曲『バック・トゥ・ブラック』が1億5,000万回以上のストリーミングを記録、英国で最もストリーミングされた故人の曲となった。2度のプラチナ認定を受けた同曲は、オフィシャルシングルチャートで最高8位を記録、エイミーとマーク・ロンソンがザ・ズートンズのシングルをカバーした『ヴァレリー』が1億3,500万回以上でそれに続き、同名アルバムからの『ティアーズ・ドライ・オン・ゼア・オウン』『リハブ』『ユー・ノウ・アイム・ノー・グッド』『ラヴ・イズ・ア・ルージング・ゲーム』は、それぞれ5,000万回以上ストリーミングされている。
代わりに同賞を受け取った故エイミーの両親、ミッチさんとジャニスさんはこう話していた。「もちろん、エイミーが今日この場で直接この賞を受け取ることができたら、と思いますが、彼女の素晴らしい才能と功績が今でも賞を受賞し続けていることは素晴らしいことです。彼女の音楽が、同世代のアーティストと同じように音楽を愛する若くて新しい聴衆に発見されていることは素晴らしいことです。私たちはエイミーをとても誇りに思います。ありがとうございました」
一方で、元バンドメイトで同伝記映画で音楽コンサルタントも務めたベーシストのデイル・デイヴィスは、遺作となるアルバムをリリースするための「十分な素材がない」と考えていると最近明かしていた。
エイミーの他界後の2011年12月、マーク・ロンソン、サラーム・レミ、そして遺族によって選択された未発表曲を含むコンピレーションアルバム『ライオネス:ヒドゥン・トレジャーズ』がリリースされたが、デイルは「必ずしも十分な素材があるとは思わない。エイミーに関して何かを発表するのは、多くの人も関わってとても大がかりだ。『もうリリースはしないだろう』と言われているけど、レコード会社と遺族に任せるよ」とBANGショービズに話していた。