蜷川実花の新作も公開。「蜷川実花展 with EiM: 儚くも煌めく境界」@弘前れんが倉庫美術館
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蜷川実花の新作も公開。「蜷川実花展 with EiM: 儚くも煌めく境界」@弘前れんが倉庫美術館

蜷川実花 『花、瞬く光』 (2022年) ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
蜷川実花 『花、瞬く光』 (2022年) ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

写真家/映画監督の蜷川実花とクリエイティブチーム・EiM(エイム)との協働による大規模個展「蜷川実花展 with EiM: 儚くも煌めく境界 Where Humanity Meets Nature」が、青森の弘前れんが倉庫美術館にて開催中。会期は、2024年4月6日(土)〜9月1日(日)まで。

参考図版 蜷川実花 『残照』 (2023年) ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
参考図版 蜷川実花 『残照』 (2023年) ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

日本を代表する写真家/映画監督の一人として、精力的に活動する蜷川実花。近年は個人の活動と並行し、異なる分野の作り手や研究者が作品に応じて有機的に集まるクリエイティブチーム・EiMとしての制作も展開。その活動は、今年2月まで行われた体感型展覧会「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」でも注目を集めた。

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蜷川実花 (2023年) ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
蜷川実花 (2023年) ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

本展では、EiMとともに作り上げたダイナミックなインスタレーション作品のほか、 蜷川が弘前で撮影した桜をはじめ、日本各地の花々を捉えた作品を紹介。過去の代表シリーズも、近年の蜷川作品とのつながりを示す新たな時間軸で提示する。

蜷川は活動の初期から、花を重要なモチーフとして継続的に撮り続けてきた。なかでも蜷川が惹かれるのは、人間の手によって育てられ人間と共存する花々だ。近年は近所の公園から全国各地の花の名所まで、国内での撮影を集中的に行なっている。そうした撮影の旅の中で、蜷川が出合った弘前の桜を展示のクライマックスとして紹介する。

蜷川実花『Untitled』2023 年 ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
蜷川実花『Untitled』2023 年 ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

なお、本展は弘前れんが倉庫美術館を含む青森県内5つの美術館・アートセンターを中心に行われる「AOMORI GOKAN アートフェス 2024」(2024年4月13日〜9月1日)のメイン企画の一つとして開催される。どうぞご注目を。

※掲載情報は4月12日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

「蜷川実花展 with EiM: 儚くも煌めく境界 Where Humanity Meets Nature」
会期/2024年4月6日(土)〜9月1日(日)
会場/弘前れんが倉庫美術館
住所/青森県弘前市吉野町 2-1
開館時間/9:00〜17:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日/火
※4月23日、4月30日、8月6日は開館
料金/一般 ¥1,500、大学生・専門学校生 ¥1,000
※高校生以下、弘前市内の留学生、満65歳以上の弘前市民、ひろさき多子家族応援パスポート 持参の方、障がいのある方と付添1名無料
URL/www.hirosaki-moca.jp/exhibitions/ninagawa-mika/

Text : Akiko Kinoshita

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