TOMORROW X TOGETHERがカムバック! デビューから5年。果たすべき約束とは?
韓国発5人組グループ、TOMORROW X TOGETHERが2024年4月1日(月)6th Mini Album『minisode 3: TOMORROW』でカムバック。韓国・ソウルにて開催されたメディア向けショーケースをレポートする。
2024年3月にデビュー5周年を迎えたTOMORROW X TOGETHER。2023年はアメリカの大型音楽フェス「ロラパルーザ」でヘッドライナーを飾り、Diorのグローバルアンバサダー就任、ワールドツアーに加え日本の京セラドーム大阪での公演を成功させるなど、大活躍の一年となった。
フォトセッションの後、メンバーたちが次のように挨拶をした。
SOOBIN「今日は貴重な時間を割いていただきましてありがとうございます。およそ6カ月ぶりに新しいアルバムでカムバックしました。 ファンの皆さんからいただく愛をお返ししたいとお話ししたことがありましたが、それを守れるように今回の活動も頑張っていきたいと思います」
HUENINGKAI「早くカムバックしたいという気持ちが強かったのですが、こうして新しいアルバムでお会いできて本当に光栄です。また、今回僕たちが大きく成長して成熟したと思ったほど、本当に完成度の高いアルバムです。たくさん期待してください」
BEOMGYU「『minisode 3: TOMORROW』は僕たちTOMORROW X TOGETHERの今年初のアルバムですが、本当に良い曲がぎっしり詰まったアルバムです。たくさん応援してください」
YEONJUN「カムバックはいつもワクワクして楽しみなのですが、作業をしながらたくさん悩んで何度も修正を重ねて完成させたアルバムです。MOAの皆さんがどのようにお聴きになり反応をくださるのか楽しみです」
TAEHYUN「メンバー全員がもっと発展した姿をお見せしたいという気持ちで準備しました。TOMORROW X TOGETHERがもっと良質なグループだということをお見せしたいです。今回も、MOAの皆さんと一緒に楽しく活動させていただきます」
続いて、タイトル曲『Deja Vu』のパフォーマンスを初披露。楽曲についてメンバーは次のように紹介した。
BEOMGYU「タイトル曲の『Deja Vu』は、君と僕がまた会う未来が、まるでデジャヴのように感じられるという曲です。曲のストーリーが洗練されたサウンドと合わさって、切なさと込み上げた感情を同時に感じられる曲です」
YEONJUN「レコーディングの前はどんな感情を持って表現すればいいのか、本当にたくさん悩みました。切なさが感じられるように気を遣いました。メンバーたちの声で出来上がった音源を聞いたとき、本当にうまく感じられてうれしかったです」
SOOBIN「歌を聴いただけで、ここにダンスブレイクが入るんだと思いました。僕も歌を聞いてパフォーマンスが楽しみでしたが、今までの振り付けの中で1番かっこいいと思います」
歌詞には、今までにリリースした楽曲を思わせるフレーズが盛り込まれ、グループがこれまでに語ってきたストーリーを思い出させる。
SOOBINによると、「今回のアルバムは、過去の約束を思い出して、約束していた君を探しに行くというストーリーです。『君といる明日は僕にとっての救い』というTOMORROW X TOGETHERの救いの物語を表現した作品」だそう。
これまでにもグループの数々の名曲を手がけてきたパン・シヒョクPDとSlow Rabbit、Supreme Boiがプロデュースを担当しており、それについてBEOMGYUは「本当に音楽的に僕たちを1番よく理解している方たちだと思います。物語を説得力があって魅力的に聴こえるように方向を示してくださいました」と話した。
TAEHYUNからは、「レコーディング時に、K-Popファンの皆さんが胸にじんとくるアドリブを出してほしいと言われました。僕も本当にK-Popの大ファンなので、いろんなアドリブが飛びかいました。いろいろと面白かった記憶があります」というエピソードも明かされた。
ショーケースの後半は、記者たちからの一問一答に答えた。ここではその一部を紹介。
──これまでの5年を振り返ってみていかがですか? またこれから先の5年はどのような方向性で活動したいですか?
HUENINGKAI「とても胸がじんとするような感じでした。最近、ファンライブも準備して、ここ5年間の道のりを考える時間を持ちました。さらに頑張らなきゃとも思いますし、これからは健康に、多くのモアの皆さんとお会いできるように活動するのが目標です」
BEOMGYU「これからもメンバーとモアの皆さんと、良いステージで良い曲を出しながら、幸せで健康に長くTOMORROW X TOGETHERという名前で活動したいと思いました」
──先ほど、YEONJUNさんが作業するとき、本当にたくさん悩んだとおっしゃいましたが、具体的にどういう部分を悩んだのでしょうか。
YEONJUN「個人的には、メロディーや歌詞の作業を僕たちでしているので、その作業の過程がそんなに簡単ではなかったと思います。今は理解できるんですけれども、初めは理解ができていなかったようです。そこで、多くの修正を重ねながら努力し、より完璧な音源が出来上がったと思います」
──この5年間、大変なときはどのように乗り越えたのでしょうか?
BEOMGYU「1年に1回は誰にでも大変なときが来ると思います。僕は1人でそれを解決しようと思っていましたが、徐々に僕たちが成長して、メンバーにも頼ることもありますし、周りも助けてくれる方がたくさんいました。MOAの皆さんもそうですし、家族も会社もそうです。それで、周りの人たちの助けを借りながら克服しました。今回のアルバムでそのありがたい気持ちを返したくて、もっと頑張って準備しました」
──過去を振り返っているとき、忘れていた目標や自分との約束など、思い出したことはありますか?
TAEHYUN「デビュー当時は、健康と幸せを願うことが決まり文句のように感じていました。でも、5年経って考えてみると、健康と幸せほど難しい作業はないと思いました。たくさん努力しないとなかなか守れないことだと思います。なので、常に忘れずに胸に秘めている目標です」
HUENINGKAI「やはりこのかっこいい4人と一緒に頂上まで行くことが目標ではないかと思います。メンバーと一緒に何年経っても音楽を愛して、活動していくことが僕の目標の1つです」
SOOBIN「ちょっと軽いことなのですが、デビュー前に新人開発チームの皆さんと、カムバックして成功したら、美味しいものをたくさん持ってご挨拶しますと約束をしたんですけど、それを忘れていました(笑)。今回の活動が終わったら、必ず美味しいものを持って訪れます」
YEONJUN「僕を教えてくださった、とても尊敬している先生がいらっしゃるんですけれども、その先生に車を買ってあげますと約束をしました。もっと頑張りたいと思います」
──ワールドツアーを控えていますが、ツアーのために準備していること、絶対やり遂げたい成果がありましたら教えてください
TAEHYUN「ツアーの前にアルバムが2枚発売されますので、たくさんのセットリストと演出ができると思います。今回新しく公演するアメリカの都市がありますが、大きなスタジアムで公演できることで、その会場にいるみんなが100%完全に楽しむことが目標です」
タイトル曲『Deja Vu』のMVは4月1日(月)18時に公開される。
Text: Yukiko Shinto