MUCA展はじまる。バンクシー、カウズ、世界最大級のアーバン・アートコレクション
ドイツ・ミュヘンにある美術館「Museum of Urban and Contemporary Art(以下 MUCA)」のコレクション展が、東京・六本木「森アーツセンターギャラリー」にて開催中。バンクシー、カウズなど、ヨーロッパ最大級のアーバン・アート作品を収蔵するMUCAの貴重なコレクションが展示される。2024年6月2日(日)まで。
アーバン・アートとは、グラフィティ・アートやストリート・アートなど、都市空間で生み出されてきた視覚芸術のこと。MUCAは2016年、クリスチャンとステファニー・ウッツにより、現代アートとアーバン・アートに特化した美術館としてオープン。以来、20、21世紀の現代アートやアーバン・アートの作品、都市の景観を作品の一部として収蔵してきた。そんなMUCAのコレクション展が日本初上陸。大分、京都会場を経て、東京で開催されている。
本展では、バンクシーの彫刻作品や、かつてイギリスで開かれた悪夢のテーマパーク「ディズマランド」のための『Ariel』も登場。
カウズのアイコニックなフィギュアのコンパニオンや、グラフティ・アーティストのバリー・マッギーの作品群、フランスなど都市の壁にピクセルアートを制作するインベーダー、木製ドアの表層を削って制作したヴィルズの『消失シリーズ#14』、アメリカのグラフティ・アーティスト シェパード・フェアリーらの作品60点以上が展示される。
都市や路上などで、不特定多数の人々に向けて現れた表現、そして込められたメッセージ。ここでは作品としてじっくりと向き合うことができる。そして東京を含め、今も世界にはアーバン・アートがあり、生まれ続けている。いつもの街の景色も変わって見えるかもしれない。ぜひ訪れてほしい。
テレビ朝日開局65周年記念
「MUCA(ムカ)展 ICONS of Urban Art 〜バンクシーからカウズまで〜」
期間/2024年3月15日(金)〜6月2日(日)
会場/東京・森アーツセンターギャラリー
入場料/平日:一般 2,400円 高校生・大学生 1,700円 小・中学生 1,000円 (土日祝:プラス200円)
※詳細は公式HPをご確認ください
URL/www.mucaexhibition.jp
Text:Hiromi Mikuni