爽やかさを体現する、SEVENTEENの弟分「TWS」の日本デビューショーケースをフルレポート! | Numero TOKYO
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爽やかさを体現する、SEVENTEENの弟分「TWS」の日本デビューショーケースをフルレポート!

SEVENTEENやfromis_9が所属するPLEDISエンターテインメントより9年ぶりにデビューした新人ボーイグループ「TWS(トゥアス)」の1st Mini Album「Sparkling Blue」の日本デビューショーケースが東京で開催された。初々しさ、そして爽やかさが溢れるステージを余すことなくフルレポート!

(P)&(C) PLEDIS Entertainment
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チェックのネクタイにネームタグをつけた爽やかな制服を纏い、緊張した面持ちで登場すると、「はい! それではTWS、挨拶します! TWENTY FOUR SEVEN WITH US TWSです。よろしくお願いします!」と元気よく挨拶。マイクを通す部分と通さないミックススタイルで冒頭からあどけなさを発揮する姿に会場も盛り上がった。

そして、メンバー1人ずつ日本語で自己紹介をスタート。

SHINYU「こんばんは。僕はTWSのリーダー、SHINYUです」

KYUNGMIN「こんばんは。僕はTWSの末っ子、KYUNGMINです」

DOHOON「こんばんは。僕はTWSのムードメーカー、DOHOONです」

HANJIN「こんばんは。TWSの可愛いHANJINです」

JIHOON「こんばんは。皆さんのビタミン、JIHOONです」

YOUNGJAE「こんばんは。TWSのカリスマ、YOUNGJAEです」

KPOPアイドルの日本ライブやファンミーティングではお馴染みの古家正亨さんが今回もMCを担当。「緊張してるでしょう?」という問いに日本語で「はい、緊張しています。ドキドキしています」と反応。DOHOONは挨拶する手が少し震えており、緊張感が伝わった。

メディア向けの撮影がスタートすると、ファンに向けて座っていいよとジェスチャーを送るなどデビューからまだ1ヶ月にも関わらず、日本語の返答やファンサービスもバッチリ! 手を振ってくださいというリクエストにはぎゅっと寄り添って、高速で手を振る姿にファンからも思わず「可愛い」の声が漏れていた。

そして、ファンが見守る中TWSへの質問コーナーがスタート。

──デビューから約1ヶ月が経とうとしています。変化を感じられたことはありますか?

JIHOON「本当に、色々なことが変わったと思います。毎日のように新しい経験をしたり、チャレンジをする機会も多くなりましたし、何よりも大きく変わったのが、ファンの皆さんに直接会えるようになったことです。とっても幸せです。そして、こうして日本で初めてパフォーマンスするために来日しましたが、毎日とてもドキドキして幸せです。ありがとうございます」

通訳さんの言葉に合わせ、ジェスチャーをしながら回答した。

(P)&(C) PLEDIS Entertainment
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──皆さんのロールモデルはSEVENTEEN先輩だと聞きましたが、どんな姿に刺激を受けているのか教えてください。

DOHOON「僕たち6人のメンバーは、みんながSEVENTEEN先輩を見て夢を育んできました。SEVENTEEN先輩方が、音楽を通してポジティブで善良な影響を広げていらっしゃる姿を見て、とても感動しました。TWSも良い影響力を及ぼすことができるよう頑張りたいです」

──日本に来て楽しかったことや行ってみたい場所があったら教えてください。

KYUNGMIN「景色のいいところへ行って癒されたいですし、兄さんたちと一緒に遊園地にも行ってみたいです。繁華街へ行ってショッピングもしたいですし、兄さんたちと美味しいものも食べたいです」

──日本でのショーケースを迎えた気持ちと、これから目指すグループ像を教えてください。

YOUNGJAE「まずこうして日本でもショーケースをできるようになって、とっても嬉しいです。本当に期待と同時に緊張もしてきましたが、みんなに喜んでもらえるようたくさん練習をしてきたので、楽しんでいただきたいです。僕たちTWSはポジティブで明るいエネルギーを与えられるようなグループになりたいです。一生懸命に努力していきますので、これからもたくさんの関心と応援をよろしくお願いします」

──SEVENTEENの先輩からは、どんなアドバイスをいただきましたか?

SHINYU「SEVENTEENの先輩たちは、僕たちの練習室にたびたび訪れてくださいました。ステージやチームについて本当にいいアドバイスをしてくださり、僕たちにとても大きな助けになりました。『いつも、体も心も健康で、怪我をしないようにしないといけないよ』という言葉が一番心に残っています。そして『メンバーは生涯の友達だ。だからいっぱい喧嘩もしていっぱい話をしてこそ長く続けられるんだよ』という本当に僕たちの骨となり肉となるアドバイスをたくさんしてくださいました」

DOHOON「僕も一言付け加えてお話ししたいです。SEVENTEEN先輩方はいいお話しもたくさんしてくださいましたが、美味しいものもたくさんご馳走してくれました。先輩方のおかげで心も体も健康で練習に励むことができました」

HANJIN「それから牛肉もご馳走してくださいました!」

「せーの、ありがとうございます!!」と元気よく挨拶しパフォーマンスの準備へ。

ファンが見守る中、最初に披露したのは「plot twist」。さらに今回、この曲のみ撮影OKというサプライズも! 初めての出会いのときめきと漠然とした感じ、そしてTWSだけの初々しい感性を盛り込んでいるタイトル曲だ。SEVENTEENの弟分に相応しくまさに「カルグンム(韓国語で一糸乱れぬパフォーマンスの意味)」と言える力強いパフォーマンスで会場を沸かせた。

(P)&(C) PLEDIS Entertainment
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そして続けて「Oh mymy:7s」を披露。「たった7秒で自分がどんな人なのかを見せることができる」自信を込めたTWSの魅力がグッと詰まった曲になっている。爽やかな1曲目の「plot twist」とは一味違い、クールな表情も見せ、さらに伸びやかな歌声と一度見たら忘れられない特徴的な振り付けも見どころ。ファンからの掛け声もバッチリ息が合い会場の一体感はさらに上がった。

(P)&(C) PLEDIS Entertainment
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MC古家さんの裏話によると、舞台袖で「ファイティン!」と声をかけると「ファイティン!」と言いながらも頬が震えていたそう。ファンにとってはたまらない裏話。さらに、開始前にはリハーサルを何度も繰り返していたそうで、ところどころにSEVENTEENの姿が思い浮かび、伝統が受け継がれていく喜びをファンも感じられたのではないだろうか。

2曲のパフォーマンスを終え、再度質問コーナーがスタート。

──デビューおめでとうございます! どんな気持ちですか?

SHINYU「TWSのショーケースに来てくださって、本当にありがとうございます! 今日皆さんにお会いできて本当に嬉しいです。これからもかっこいいパフォーマスをたくさんお見せします」(日本語で回答)

──日本語も上手ですね。勉強しているの?

DOHOON「はい!勉強しています!」と即答。

会場からは思わず「お〜」と歓声が上がった。

──デビューから1ヶ月が過ぎ、率直な心境は?

JIHOON「まずは、デビューする前からたくさんの関心を向けていただき本当にありがとうございます。僕たちの先輩方の素晴らしいキャリア、そして汗と努力のおかげで僕たちもこんなにたくさんの関心を向けてもらっていることはわかっています。だからこそ、重い責任感と共に、一生懸命頑張っていきたいと思います」

──初のアルバムについて紹介してください。

YOUNGJAE「『Sparkling Blue』はアルバムタイトルの通り、みずみずしく、初々しい、清涼感をたっぷり詰め込んだアルバムになっています。初めて出会った時のときめく気持ち、それを自然で素直な気持ちを盛り込んだアルバムになっています」

──メンバーそれぞれのおすすめ曲、その理由は?

SHINYU「僕がおすすめの曲は『plot twist』です。誰もが初めての出会いの前はワクワクはドキドキ緊張もしますよね。僕も実際、今日のショーケース前ワクワクはドキドキ緊張もしました。この『plot twist』は初めての出会いのワクワク感と緊張感を同時に描きながらこれから共に過ごしていく期待感でその緊張を克服する、というストーリーを盛り込んだ曲になっています」

KYUNGMIN「僕も『plot twist』をおすすめしたいです。この曲のミュージックビデオは、爽やかな学園もののコンセプトで作られています。新しく始まる新学期へのときめきを込めたミュージックビデオです。ですから、学校の教室や講堂、バスケットコートや屋上など学校のさまざまな場所を舞台にして、6人の少年の若々しい、初々しいエネルギーを感じられると思います」

DOHOON「僕は『BFF』という曲をおすすめしたいです。この曲は、出会えば本当に楽しい関係について歌っている曲です。まるで、今日こうして皆さんと出会って楽しくて幸せな出会いを表現しているような、本当の親友というテンションを表した曲です」

HANJIN「僕は『Oh mymy:7s』がおすすめです。僕たちの自信やパワフルなパフォーマンスを見せることができる曲です」

JIHOON「僕も『plot twist』をおすすめしたいです。こうしてたくさんの皆さんの前で最もパフォーマンスしてきた曲ということもありますし、やっぱり僕たちに音楽番組で1位というとてもありがたく特別な思い出を作ってくれた曲だからです。この曲で、僕たちはステージをするときにメンバー同士でエネルギーが溢れてくるんだなと思います」

YOUNGJAE「僕は、『Oh mymy:7s』をおすすめしたいです。この曲なのですが、7秒間で僕の魅力を全て教えてあげるという曲です。それだけに、視線をパッと惹きつけるようなエネルギー溢れる華やかなパフォーマンスを持った曲です。最初から最後まで休むことなく構成された、一糸乱れぬパフォーマンスが多くの方に痺れるような刺激を与えられる曲だと思います」

──日本で食べてみたいものがあるとお聞きしましたが、何が食べたいですか?

KYUNGMIN「僕はぜひ日本で牛肉を焼いたものを食べてみたいです」

DOHOON「コンビニで売っているチョコパンを食べてみたくて買ってみたのですがとっても美味しかったのと、以前から油そばが食べてみたいと思っていたのですが今回食べてみました。美味しかったです!」

──日本語も勉強されているとのことですが、今回の来日で覚えた日本語があるそうですね。

SHINYU「『TWSが挨拶しま〜す!』です。僕はチームのリーダーとしていつもメンバーのみんなそしてチームを紹介する際に大きな声で言う言葉なので覚えました」

KYUNGMIN「『美味しい〜!』です。僕は美味しいものを食べるのが大好きなので、何か食べるごとに美味しいと言っています」

DOHOON「僕は『バタバタする』です。日本語の授業の時に習ったんです。」今回の滞在であんまりバタバタしてないでしょう?と言う問いに対し「はい、本当に楽です」と日本語で回答し、会場を沸かせた。

HANJIN「『ありがとうございます』です。感謝する気持ちを表現したくて覚えました」

JIHOON「僕は『大好き』です」

YOUNGJAE「僕は『ワクワクする』です」今日もワクワクしていますか?の質問に、「はい、とてもワクワクしています」と日本語を勉強している成果を見せてくれた。

そして、そろそろお別れの時間が近づいてきました…と言うアナウンスに「そうでしたか?みなさん、もう一曲、聴きたいですか〜?」「僕もです!」とメンバーのMCで会場の声援もヒートアップ。

最後に、TWSメンバーそれぞれからファンの皆さんへひとこと。

YOUNGJAE「まずはみなさん、今日このように来てくださり本当にありがとうございます。みなさんにとって、今日が楽しい時間だったことを願っています。今日来られなかった方々にもお会いできる時のために、一生懸命頑張っていきます。ありがとうございます」

JIHOON「こうした大きなステージに立てるだけでも光栄ですが、この席を埋めてくださった皆さんに感謝しています。遠くからでも応援してくださっている皆さんのことも感じています。必ずまたお会いしたいです!」

HANJIN「これからもたくさんの関心を寄せていただきたいです。さらに、僕たちも一生懸命頑張って、いいTWSになれるように頑張り続けます。愛してます!」

DOHOON「僕たちはいつもみなさんのことを考えながら練習に励んでいますので、これからも期待していてください。僕たちはみなさんのそばにいつもいます。『ありがとうございます!』」

KYUNGMIN「今日こうして会いに来てくださって、感謝の気持ちを伝えたいです。そして、今日のこの時間が貴重な時間になるように最高のステージをお見せしたいと思います」

SHINYU「今日ここに来てくださった皆さんに本当にありがとうございますと伝えたいです。これからも、僕たちTWSをたくさんの関心そして愛情で見守ってくださったら嬉しいです。『みなさん大好き〜』」

※『』内は日本語

それぞれのコメントを終えて、最後の曲「BFF」を披露。ダンスプラクティス動画などでも使用されている可動式のデスクを使用したパフォーマンスを行なった。曲の最後に見える机の面部分には「はじめまして」とひらがなで大きく書かれており、さらに周りにはかわいらしいイラストも。上から、そしてサイドからとさまざまな角度からフォーメーションの動きまで楽しめる、SEVENTEENのエッセンスを感じられるステージとなった。ライブを観られる日が待ち遠しい。

(P)&(C) PLEDIS Entertainment
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ステージに上がっている間、メンバーは今回のファンとの対面に喜びが隠しきれず、嬉しさに溢れた表情が印象的だった。爽やか、初々しさ、自然体でステージを楽しむ「TWSらしさ」をすでに確立させ、幕を閉じた今回のデビューショーケース。さらに大きなステージで彼らの姿を観ることができる日が楽しみだ。これからの活躍にも目が離せない!

Text:Saki Tanaka

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JUNE 2024 N°177

2024.4.26 発売

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