102歳のファッションアイコン、アイリス・アプフェルが死去
米インテリアデザイナーのアイリス・アプフェルが死去した。 享年102歳。
奇抜なスタイルでファッションアイコンとしても知られるアイリスが1日(金)、フロリダ州パームビーチの自宅で亡くなった事が、アイリスのインスタグラムで伝えられた。その投稿には「アイリス・バレル・アプフェル 1921年8月29日-2024年3月1日」と短く綴られていたほか、アイリスの遺産管理団体のスポークスマンがアイリスの死を明らかにしたことをニューヨーク・タイムズ紙が報じている。
アイリスはファッションアイコンになる以前のキャリアの初期には、インテリアデザイナーやテキスタイルの専門家として活躍、1947年、夫のカール・アプフェルとともに設立したテキスタイル会社オールド・ワールド・ウィーバーズでは、グレタ・ガルボ、エスティ・ローダー、マージョリー・メリウェザー・ポストらを顧客にもっていたほか、9人の米大統領のためにホワイトハウスの修復も手掛けた。
2015年にカールが100歳で他界した時「何でも一緒にやってきたのに、私は打ちのめされた」と語ったがその後も仕事を続け、ホーム・ショッピング・ネットワークとのコレクションなども手掛けたアイリスは、100歳を迎えた1年後の2022年に、H&Mとのアパレル・コレクションとシアテロンドンとのビューティ・コレクションを発表、当時アイリスはピープルにこう語っていた。「世界は灰色な場所になりがちだから、色や柄、質感は生活に楽しさをもたらす方法よ。口紅もできるだけ明るく大胆にしたいの」「働くのが大好きよ。楽しいから。何歳になっても引退するのは、死よりも悪い運命だと思う。誕生日が来て年齢の数字が増えたからって、やめる必要はないわ」