NCTのジェノや三吉彩花らが来場。1920年代の自己表現を反映「Ferragamo」2024年秋冬コレクション
Ferragamo(フェラガモ)が、ミラノ・ファッションウィークにて2024年秋冬コレクションを発表した。会場には、グローバルアンバサダーを務めるNCTのジェノ、三吉彩花、モデルのビアンカ・バルティ、ロリ・ハーヴィー、シンガーのケレラなど、世界各国から数々のセレブリティーが来場し、最新コレクションを楽しんだ。
クリエイティブ・ディレクター マクシミリアン・デイヴィスは独自の視点で1920年代を探求。短いヘムライン、流れるようなファブリック、ドロップウエスト、リラックスしたカッティングなど、自由で解放的なビジュアルコードに現代的な解釈を加えた。「保守」と「自由」、2つの感覚を持ち合わせた1920年代の自己表現を反映させたコレクションについて「1920年代において服は、自由を謳歌する手段の代表の一つでした。そしてその自由の表現は、私自身や私の財産、そしてフェラガモと共鳴するものなのです。」とデイヴィスは語る。
ハリウッドの黄金期を象徴するジョーン・クロフォードやグレタ・ガルボなど男性的なシルエットを好んだ当時の女優たちのワードローブから着想を得たコートやジャケットがファーストルックから次々に登場。ブラウン、カーキなどダークトーンを基調とした広い肩幅のシルエットに重厚なウール、しなやかなレザーを用いたエレガントなスタイルが続く。
当時、社会に対する意見を交換する場であった、スピークイージー(禁酒法時代に密かにお酒を提供していたバーなど)で身を守るために使用していた1920年代を表徴するアイテムの一つ、ブランケット・ケープもお目見え。バックル付きベルトモチーフのアクセントを添え、モダンにアップデート。
透け感のあるラッカー仕上げのオーガンジーや軽やかにゆらゆら揺れるフェザー、スパンコールの刺繍したフェミニンなドレスも。
足元はスウィートハートシェイプのサテンパンプスやエレガントなTストラップのスティレットヒール、アーカイブのディティールを取り入れたストラップサンダルなど、当時を象徴するようなディテールが、控えめながらも存在感を放っている。フェザーをセットした、ブーティは緩やかにボリュームを持たせ、つま先をスクエアトゥにすることで、ヴィンテージライクな一足に。
曲線が美しい「フィアンマ」バッグからコレクションテーマを反映した新しいサイズと陰影のあるモデルが仲間入り。丸みを帯びたシルエットが特徴のアイコンバッグ「ハグ」はシーズナルバリエーションとして、フェザーやグレインドカーフなどが登場。また、950枚のラミネートレザーのスパンコールを19時間かけて手作業で縫い付けた人魚の鱗のような特別なピースは一際ショーで存在感を放っていた。
FERRAGAMO Fall Winter 2024 Show
FERRAGAMO
フェラガモ·ジャパン
TEL/0120-202-170
URL/http://www.ferragamo.com
Text:Naomi Sakai