フェミニンでジェンダーレス「MAISON YOSHIKI PARIS」デビューコレクション! |Numero TOKYO
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フェミニンでジェンダーレス「MAISON YOSHIKI PARIS」デビューコレクション!

 

2024年2月20日、YOSHIKIが手がけるファッションブランド「MAISON YOSHIKI PARIS」のデビューショーが、ミラノファッションウィークにて開催。黒を基調に、スムースシルク、シルクベルベッド、ドライで伸縮性のあるウールなど、異なる質感の素材を用いた、全37のルックが発表された。

ファーストルックは、クロップドジャケットとラップスカートのセットアップ。なめらかで光沢のある素材に、シルバーの留め具と棘のようなチョーカーを合わせた。これらのアクセサリーはハンドメイド、そしてスニーカーは日本のブランド「Grounds」とのコラボで生み出された。

縦ラインのシルエットをベースに、軽やかなトレーン、大きな襟、膨らむショルダー、包みこむようなガウンなど、ストラクチュアで力強いルックが登場。クチュールライクなアイテムに続いて、赤のペイントが散りばめられたデニムのルックも。

「このコレクションは、フェミニンでありながらジェンダーレスでもあり、モダンでエッジの効いたスタイルと、私にとって常に重要であったロックンロールのタッチを施しています」とYOSHIKIはコメントをよせた。

ショーのスタイリングはカーリーン・サーフ・ドゥ・ドゥズィール(Carlyne Cerf de Dudzeele)が担当。また、ブランドのデベロップメント・ディレクターとして、クキ・ドゥ・サルヴェルトゥ(Kuki de Salvertes)が参加している。サルヴェルトゥはこれまでヴィヴィアン・ウエストウッドやラフ・シモンズなど多くのデザイナーに関わり、YOSHIKIとも長年の友人であるという。

そしてフィナーレでは、YOSHIKIが登場。プッチーニのオペラ『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」と、藤原ヒロシとのコラボ新曲をクリスタルピアノで奏でた。

2011年に「YOSHIKIMONO」を立ち上げたYOSHIKI。「MAISON YOSHIKI PARIS」はその論理的な延長であると捉え、さらに持続可能性、アップサイクル、短期間での生産スパン、そしてジェンダーレスという、YOSHIKI自身が大切にしている価値観を共有していくという。

ロックスターであり、ミュージシャン、デザイナー、フィルムメイカーとして、多彩に活躍するYOSHIKI。今後は、バカラ(BACCARAT)とコラボレーションしたグラスも発売予定。ファッションだけではなくライフスタイルにおいても、クリエイターや作り手へのリスペクトとともに、ジャンルを超え、独自の世界観を広げていく。

MAISON YOSHIKI PARIS
URL/www.maisonyoshikiparis.com

 

Text:Hiromi Mikuni

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JUNE 2024 N°177

2024.4.26 発売

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