各界注目の“現代の浮世絵師”石川真澄の個展「Somnambulism」が開催中 | Numero TOKYO
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各界注目の“現代の浮世絵師”石川真澄の個展「Somnambulism」が開催中

新たな浮世絵表現の担い手として各界から注目を集める才能・石川真澄による個展「Somnambulism」が、東京・飯田橋のアートスペースRollにて開催。会期は、2023年12月7日(木)〜27日(水)まで。

デヴィッド・ボウイを描いた作品や、映画『スター・ウォーズ』とのコラボレーションなど、伝統に縛られない新しい浮世絵の魅力を発信している石川真澄。小誌『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』でも、“現代の浮世絵師”としてインタビューを掲載した注目のアーティストだ。

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2000年に浮世絵師・六代目歌川豊国に師事し、その後独学で浮世絵を学ぶ。15年にロックバンド『KISS』とのコラボレーション作品を発表。同年、映画『スター・ウォーズ』の浮世絵「星間大戦絵巻」を発表し話題となる。国立西洋美術館で開催された「北斎とジャポニスム」では葛飾北斎とのコラボレーションも果たし、近作ではデヴィッド・ボウイを描いた浮世絵がロンドンの大英博物館に所蔵されるなど、多岐に渡り活動。

金があれば馬鹿もりこう ©KONJAKU Labo. (2019年)
金があれば馬鹿もりこう ©KONJAKU Labo. (2019年)

本展では、夢の中にいる自分と現実世界に生きる自分が混在している様を描いた新作シリーズ「夢現遊覧病寫(むげんゆうらんびょうしゃ)」を中心に展示・販売。まるであの世とこの世を眼球だけが行き来しているような、摩訶不思議な世界を展開する。

古典的な浮世絵様式を踏襲しつつも、表現の枠にとらわれず、伸び伸びと縦横無尽に“現代の浮世絵”を描き続ける石川真澄。この機会にぜひ、その作品世界を体験してみよう。

※掲載情報は12月12日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

「Somnambulism」
会期/2023年12月7日(木)〜27日(水)
会場/Roll
住所/東京都新宿区揚場町2-12 セントラルコーポラス No.105
開館時間/13:00〜20:00
休館日/月
URL/https://yf-vg.com/roll/mi.somnambulism.html

Text : Akiko Kinoshita

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