気鋭のアーティストデュオ・Nerhol 注目の新作展 ＠The Mass
ディプティック（diptyque）とのコラボレーションなど、分野を超えて注目されているアーティストデュオNerhol（ネルホル）による、新作展が開催中。東京・原宿のThe Massにて、2024年1月21日（日）まで（会期延長）。
飯田竜太と田中義久からなる、アーティストデュオ・Nerhol（ネルホル）。特定のモチーフの連続写真を何枚も物理的に積み重ね、それを彫刻する彼らの作品は、飯田が彫刻し、田中は支持体となる紙や平面的構成を手がけることで“重層的な時間と瞬間”を内包させる。この手法により、一貫して「有機物がはらむ多層的な存在態」を解き明かそうと試みてきた。作品に対する評価は高く、2020年には若手アーティストの登竜門であり平面美術の領域で権威ある「VOCA賞」を受賞している。
本展では、近年Nerholが継続的に取組んでいる「帰化植物」をテーマにしたシリーズを中心とした新作を展示。帰化植物とは、本来の自生地からさまざまな媒介者や要因によってほかの地域へ運ばれ、移動先で野生化した植物のことで、その生命力と適応力が織りなす独特のたくましさと美しさをたたえている。
日常生活の中で何気なく目にするものを意識させ、そこに向き合う時間を与えてくれるNerholの新作。どうぞご堪能あれ。
※掲載情報は11月22日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
Nerhol「REVERBERATION」
会期／2023年11月18日（土）〜12月26日（火）、2024年1月6日（土）〜1月21日（日）
会場／The Mass
住所／東京都渋谷区神宮前5-11-1
料金／無料
時間／12:00〜19:00
休館／月、火
TEL／03-3406-0188
URL／themass.jp
※当初の2023年12月26日までの予定から変更になり、会期延長となりました。（2023年12月25日追記）
Text : Manami Abe
