闘病中のセリーヌ・ディオン、約4年ぶりに公の場に姿を現す
セリーヌ・ディオンが「スティッフパーソン症候群(SPS)」の闘病生活を続ける中、約4年ぶりに公の場に姿を現した。
2022年12月に神経疾患である同症候群と診断されたことを公表、「カレッジ」ワールドツアーを中止せざるを得なかったセリーヌが、10月30日(月)の夜にラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われたベガス・ゴールデンナイツとセリーヌの地元チームのモントリオール・カナディアンズとのナショナルホッケーリーグ(NHL)の試合に立ち寄った。
ハブス(モントルー・カナディアンズの愛称)が敗れた試合後、セリーヌはロッカールームを訪れ、選手らと握手をしながら談笑した。マーティン・セントルイス監督はフランス語でセリーヌに声をかけ、セリーヌがわずか14歳でローマ法王のために歌っているのを見たのが懐かしいと話したという。セリーヌはその後、選手たちに「強く」「元気で」いて、「自分のベストを尽くし続ける」ようアドバイス、選手たちと写真撮影をした際には「いい匂いがする」ので「恥ずかしがらないで」と近づくようにと冗談を飛ばす姿があった。息子のレネ・チャールズ (22) と双子のエディとネルソン (13) も一緒で、選手たちと一緒に写真を撮っていたという。
一方で9月には、セリーヌの姉クローデットが、不治の難病と戦い続けるが妹が制御不能な「筋けいれん」に苦しんでいると語っていた。クローデットは、カナダ版Hello誌にこう話している。「彼女は回復のためにあらゆることをしています。彼女は強い女性です」「この病気についてほとんどわかっていません。けいれんが起き、制御することは不可能です」「足やふくらはぎがつって夜中に飛び起きてしまう人がいますよね。似たようなものですが、すべての筋肉で起きます」「痛みを和らげるために、私たちができることはほとんどないのです」
「スティッフパーソン症候群」は、胴体、腕、脚の筋肉の硬直を引き起こす稀な進行性の神経疾患で、約100万人に1人の割合で発症するという。セリーヌは、22年間の結婚生活の後、2016年に音楽プロデューサーの夫ルネ・アンジェリルが73歳で亡くなり、大きなショックを受けていた。