LE SSERAFIM初の単独ツアー東京公演をレポ!「FEARNOTにとってプレゼントのようなステージに」
強い意志の中にある美しさ、優しさ…LE SSERAFIMの魅力が詰まった初の単独ツアー「2023 LE SSERAFIM TOUR 'FLAME RISES' IN JAPAN」。8月30日、31日に国立代々木競技場第一体育館で行われた東京公演をレポート!
2022年5月に1st Mini Album「FEARLESS」でデビュー後、わずか1年で数々の快挙を達成し、世界中から大きな注目を浴びるLE SSERAFIM。8月12日にソウルを皮切りにスタートしたLE SSERAFIM初の単独ツアー「2023 LE SSERAFIM TOUR 'FLAME RISES'」の日本公演は愛知、東京、大阪の3都市で開催される。
液晶が割れるような演出とともに、”世界を自分のものにする”というメッセージが込められた「The World Is My Oyster」で公演はスタート。ソウル公演でも話題になった、ステージ上からメンバーが後方に1人ずつ倒れ姿を消すパフォーマンスやLE SSERAFIMのアイデンティティを詰め込んだダンスブレイク、そして日本デビュー曲「FEARLESS -Japanese ver.-」を披露。「これぞLE SSERAFIM!」と思わず声に出したくなるような圧巻のステージで幕を開けた。
MCでは、SAKURAの「盛り上がってますかー?」の問いかけに対し、FEARNOT(ファンの名称)は溢れんばかりの歓声で応えた。メンバーから挨拶を行い、KIM CHAEWON、HUH YUNJIN、HONG EUNCHAEも流暢な日本語でツアーへの意気込みを語った。
その後、ガラッと雰囲気を変え、リボンモチーフが可愛らしい白×ピンクの衣装に着替えて登場し、日本オリジナル曲「Choices」を日本公演で初披露した。会場全体で踊ろう! というメンバーからの提案で、その日限定の振り付けを作るなど会場の一体感が高まったところで、あたたかく、優しい愛をくれるFEARNOTへの感謝を込めたという新曲「We got so much」を披露した。ファンとアイコンタクトをとり、さらにメンバー同士でもお互いの顔を見合わせながら歌う姿はFEARNOTとLE SSERAFIMの絆を感じられるシーンとなった。
ライブはついに終盤へ。あたたかい雰囲気から一変し、ダメージが施されたブラックの衣装でLE SSERAFIMが登場。KIM CHAEWONの「FEARNOT、私の仲間になれ」という掛け声とともに、会場を埋め尽くすペンライトと共にステージが赤いライトに覆われ、盛り上がりは最高潮に。
「ANTIFRAGILE -Japanese ver.-」「Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife」「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers) -Japanese ver.-」と力強く激しいパフォーマンスで畳み掛け、FEARNOTの完璧な掛け声とともに会場を熱く盛り上げた。
アンコールではツアーTシャツを身につけ、今回の東京公演を振り返り、日本語を織り交ぜながらそれぞれの思いを語った。
KIM CHAEWON
「いつもベストを尽くしてFEARNOTに完璧なパフォーマンスをお見せしたいという思いがありますが、コンサートをしていて、満足できない時もあります。でも、今日もすごく楽しんでくださっている皆さんの幸せそうな顔を見るたびに、もっといい思い出を作ってあげたいという気持ちになります。私の人生の喜びの中で、FEARNOTが大きな割合を占めています」
SAKURA
「最近は、コンサートをすることだけを楽しみにしているくらい、今日を楽しみにしてきました。『推しは推せる時に推せ』という言葉があるように、FEARNOTにも推せる時に全力で応援してほしいと思いますし、全力でパフォーマンスをし続けていきたいです。これからが始まり、次はドームで会いましょう」
HUH YUNJIN
「愛する人たちのそばで仕事をしながら、私の愛する皆さんを笑顔にすることができるなら、一生この仕事をしていたいです。未熟な姿も愛してくれるFEARNOT、いつどこでも無条件に愛してくれるFEARNOT、皆さんのためにもっと明るい明日を作りたいです。私は、FEARNOTを一生愛します」
KAZUHA
「FEARNOTが私たちを応援していて誇りに思えるような、憧れを抱いてくれるような人間でいたいと思います。皆さんがくださる愛を、かっこいいパフォーマンスで返していきたいと思っています。これから壁に当たるようなことがあっても、私たちの目標を見失わずに、これからも一緒に頑張って、そして良い思い出を作っていきましょう」
HONG EUNCHAE
「デビュー前から夢に描いていた初めてのツアーを、皆さんとご一緒していますが、エネルギーと素敵な思い出を作ってあげたいという気持ちでステージに立っています。でも、いつもFEARNOTの皆さんからエネルギーをいただき、そして思い出をいただき、とても感謝しています。こんなに素敵なグループの一員としてステージに立ち、皆さんに会えるすべての瞬間が幸せです」
最後はLE SSERAFIMらしく締めましょう! と、メンバーも一緒になって掛け声をしながら、「Fire in the belly」のラテンポップのリズムとダンスで会場の温度はさらに上がり、公演の幕が降りた。さらに大きな会場でLE SSERAFIMと次の約束を果たせる日が楽しみだ。
LE SSERAFIMは、9月6日(水)、7日(木)に大阪城ホールで『2023 LE SSERAFIM TOUR ‘FLAME RISES’ IN JAPAN』の最終公演を控えており、9月30日と10月1日に香港、10月3日にジャカルタ、10月7日、8日にバンコクでの公演を実施する予定。今後もLE SSERAFIMの活躍に目が離せない。
Text: Saki Tanaka