デザインを「マテリアル」から 見つめる新視点の企画展 @21_21 DESIGN SIGHT| Numero TOKYO
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デザインを「マテリアル」から 見つめる新視点の企画展 @21_21 DESIGN SIGHT

DRIFT『Materialism, Light Bulb』 撮影:Ronald Smits
DRIFT『Materialism, Light Bulb』 撮影:Ronald Smits

東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTにて、「マテリアル」に焦点を当てることで、デザインのあり方を考える企画展「Material, or 」が開催。2023年11月5日(日)まで。

私たちが日常的に接する、あらゆる「もの」。それらが人によって作られる過程とは、特定の意味を持たなかった「マテリアル」が、人や生物との関わりの中で「もの」へとつながる意味を与えられ、「素材」へと変化することでもあるのだという。ならば、人間を含む生き物とマテリアルとの関係性に目を向けることは、その背後にある自然環境や社会環境の持続可能性を考えることにつながるのではないか。今こそ身体的で深い対話がなされるべきだという意識のもと、本展「Material, or 」は企画された。

本展のディレクションを務めるのは、実験的な自主研究プロジェクトで国内外から注目を集めるデザインスタジオ「TAKT PROJECT」の代表を務める、デザイナーの吉泉聡(よしいずみ・さとし)(※1)。本展では、デザイナーによるプロダクトやリサーチなどの成果物、アーティストによるマテリアルとの対話から生まれたさまざまな表現のほか、祭具・民芸品などを通して、マテリアルへの意識をアップデートすることを目指す。

(※1)参考記事:Numero.jp「話題の“光で成長する作品”を24時間展示@などや恵比寿」

出展するのは、ARKO(※2)、青田真也、ACTANT FOREST、上田勇児、遠藤 薫、TAKT PROJECT、DRIFT、似里 力、Formafantasma、三澤 遥+三澤デザイン研究室(※3)など22組のアーティストらと、Cruz Foam、三菱ケミカル株式会社、村山耕二+UNOU JUKU by AGC株式会社の3企業。企画協力には、芸術人類学者の石倉敏明、バイオミメティクスデザイナーの亀井潤を迎えた。

生物とマテリアルのつながりについて、地球を巡る果てしなく広大な物語からその結びつきを読み解き、再発見を試みる本展。ぜひ、お見逃しなく。

(※2)参考記事:Numero.jp「LOEWEとコラボで話題の わら作家・ARKOの注目個展」

(※3)参考記事:Numero.jp「デザイナー・岡崎智弘と三澤遥による「亀倉雄策賞」 受賞記念展」

会場風景(ギャラリー2) 撮影: 木奥恵三
会場風景(ギャラリー2) 撮影: 木奥恵三

展覧会企画チームが写真家ゴッティンガムとともに海岸で撮影した本展のイメージビジュアル PHOTO: “Untitled (Your Materials #63–126)”, 2023 ©Gottingham Image courtesy of Nippon Design Center and Studio Xxingham
展覧会企画チームが写真家ゴッティンガムとともに海岸で撮影した本展のイメージビジュアル PHOTO: “Untitled (Your Materials #63–126)”, 2023 ©Gottingham Image courtesy of Nippon Design Center and Studio Xxingham

※掲載情報は7月29日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

※主催者からの要望により、写真2枚目の差し替えを行いました(2023年11月8日更新)

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」 
会期/2023年7月14日(金)〜11月5日(日)
会場/21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
住所/東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
料金/一般 1400円、大学生 800円、高校生 500円、中学生以下 無料

時間/10:00〜19:00(入場は18:30まで)

休館/火曜日
TEL/03-3475-2121

URL/www.2121designsight.jp/program/material/

Text : Manami Abe

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