第95回アカデミー賞、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が席巻 | Numero TOKYO
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第95回アカデミー賞、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が席巻

©Bang Media International
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第95回アカデミー賞が12日(日)にロサンゼルスで開催され、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が最多7部門に輝いた。同アクションアドベンチャー作は、作品賞をはじめ、監督コンビ「ダニエルズ」として知られるダニエル・クワンとダニエル・シャイナートの監督賞と脚本賞、ミシェル・ヨーの主演女優賞、ジェイミー・リー・カーティスの助演女優賞、キー・ホイ・クァンの助演男優賞など7部門を受賞、作品賞を受賞した作品としては2009年に8部門に輝いた『スラムドッグ$ミリオネア』に続いて2番目となる記録を打ち出した。

アジア系として初めて主演女優賞に輝いたミシェルは受賞スピーチで、自身の受賞はアジア系にとって「希望の光」だとして、「今夜観ている私のような見た目の小さな男の子や女の子達に。これは希望と可能性の光です。大きな夢を見ること、そして夢は実現するということの証です」「女性のみなさん、全盛期を過ぎているなんて誰にも言わせないで下さい。決してあきらめないで」「アカデミーに感謝します。これは歴史的なことです。ありがとうございます」と喜びを語った。

一方で主演男優賞は『ザ・ホエール』のブレンダン・フレイザーが受賞、トロフィーを受け取る際は、感激で涙をにじませた。

また、ジミー・キンメルが司会を務めた今年の授賞式では、第一次世界大戦を舞台にしたドイツ語映画『西部戦線異状なし』も健闘、国際長編映画賞、撮影賞、作曲賞、美術賞と4部門を獲得したほか、歌曲賞にノミネートされた全曲のアーティストがパフォーマンスを披露する中、インド映画『RRR』の『Naatu Naatu』が受賞に至った。

第95回アカデミー賞 受賞者一覧

作品賞
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

主演女優賞
ミシェル・ヨー『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

主演男優賞
ブレンダン・フレイザー『ザ・ホエール』

助演男優賞
キー・ホイ・クァン『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

助演女優賞

ジェイミー・リー・カーティス『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

脚本賞
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

監督賞
ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

脚本賞
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

脚色賞
『ウーマン・トーキング 私たちの選択』

国際長編映画賞
『西部戦線異状なし』(ドイツ)

長編アニメーション賞
『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』

長編ドキュメンタリー賞
『ナワリヌイ』

編集賞
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

撮影賞
『西部戦線異状なし』

作曲賞
『西部戦線異状なし』

歌曲賞
『Naatu Naatu』(『RRR』)

音響賞
『トップガン マーヴェリック』

視覚効果賞
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』

美術賞
『西部戦線異状なし』

衣装デザイン賞
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』

メイクアップ ヘアスタイリング賞
『ザ・ホエール』

短編アニメーション賞
『ぼく モグラ キツネ 馬』

短編実写映画賞
『アン・アイリッシュ・グッバイ』

短編ドキュメンタリー賞
『エレファント・ウィスパラー:聖なる象との絆』

 

Photo: Bangshowbiz

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