TOMORROW X TOGETHER、新章に突入! 『The Name Chapter: TEMPTATION』で魅せる新境地 | Numero TOKYO
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TOMORROW X TOGETHER、新章に突入! 『The Name Chapter: TEMPTATION』で魅せる新境地

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(P)&(C) BIGHIT MUSIC
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TOMORROW X TOGETHERが2023年1月27日(金)5th Mini Album『The Name Chapter: TEMPTATION』で9カ月ぶりにカムバックする。26日(木)に行われたメディアショーケースの模様をレポート。

前作4th Mini Album『minisode 2: Thursday’s Child』では、少年たち初めての別れを経験し、新しい旅に出る心情を描いたが、今作はその後の新しいシリーズ「The Name Chapter」の初エピソードで、その旅路でさまざまな誘惑に遭い揺れる青春のストーリーを盛り込んでいる。

「少年は大人として成長することを決心しますが、その過程で目の前の“自由”と“遊戯”という誘惑に直面します」(SOOBIN)

「最初に何かを経験するとき、社会に出て限界にぶつかることもありますよね。僕自身も『明日の幸せが今日の幸せより価値があるのか』という疑問を感じることがあります。そういう思いをアルバムに込めましたので、未来に漠然とした不安を感じる方から共感を得られるのではないかと思います」(TAEHYUN)




タイトル曲「Sugar Rush Ride」は、ギターのリフが印象的なオルタナティブなポップダンスジャンルの曲で、途中で曲調が転換するドラマティックなメロディが中毒的。

「誘惑に遭い少年が感じる感情を甘さに例えた曲です。少年から悪魔に、悪魔から少年に話者が変わる部分があるので、表現力に重点を置きました」とTAEHYUN。HUENINGKAIは「予想を超えた曲だったので最初は心配でした。どのようにこなして、自分のものにするのか本当に悩みました。息を抜いて歌ってみたり、少し泣きそうな感じのボーカルで歌ってみたりもしました」と新しい挑戦に対して語る。

(P)&(C) BIGHIT MUSIC
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「爽やかさとセクシーさが共存している曲なので、こうした微妙な感じを生かすために表情やニュアンスを意識して練習しました」というYEONJUN。曲中では、韓国の伝統音楽であるパンソリの「チュニャンガ」の一節を悪魔の囁きとして用い、振り付けにも伝統舞踊の一部が取り入れられている。

(P)&(C) BIGHIT MUSIC
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拒否できない悪魔の誘惑に陥る少年の姿を表現したり、誰かを誘惑したりと、表情豊かで目が離せないステージに注目。

収録曲についてもメンバーがそれぞれ解説した。

1曲目に収録されている「Devil by the Window」は「真夜中の窓辺で会った悪魔の声は甘かった」という副題が付けられている一曲。

BEOMGYU (P)&(C) BIGHIT MUSIC
BEOMGYU (P)&(C) BIGHIT MUSIC

「トレンディなポップジャンルの曲です。多彩に変化する曲の構成とそれに対するメロディーが悪魔の誘惑のように強烈な印象です。パフォーマンスも、今まで披露したことのない新しいものになっています。振り付けを初めて見たとき、早く習いたいと思いました。一度見ると忘れられないくらいの、気持ちの良いショックを皆さんに与えたいと思います」(BEOMGYU)

「Happy Fools (feat. Coi Leray)」は、YEONJUNが作曲に携わり、メンバー全員が作詞に参加。自分たちの経験談が込められた内容になっている。

HUENINGKAI (P)&(C) BIGHIT MUSIC
HUENINGKAI (P)&(C) BIGHIT MUSIC

「パン・シヒョクプロデューサーから、僕らのストーリーを書いてみたらどうかと提案されました。大人にならないといけないのに、その過程が苦しくて、目を背けてこの場に留まりたくなる。馬鹿(Fool)のようですが、誰もが共感できる歌詞だと思いました」(HUENINGKAI)

「誰もが一度くらい反抗する時期がありますよね。僕はそれを暗黒期と呼んでいますが、その時期を思い出しながら歌詞を書きました。毎日繰り返される生活パターンに疲れて、今日やるべきことを明日に先延ばしにして、現在を楽しむ。幸せな馬鹿のように過ごしたときがありました。そのときの自分になって書いたのですが、今目の前にある幸せを感じるのも良いのではないかと思って明るく表現しました」(BEOMGYU)

YEONJUN (P)&(C) BIGHIT MUSIC
YEONJUN (P)&(C) BIGHIT MUSIC

「初めて僕が全体的に作業したメロディーが採用されたので、個人的にも意義深かったです。ずっと前に作業した曲ですが、胸がいっぱいになり、より作曲に対する欲が大きくなったようです。メンバー全員のストーリーが加えられて、TOMORROW X TOGETHERならではの色を見せられる曲になりました。MOA(ファンの呼称)の皆さんが喜んでくださると思います」(YEONJUN)

お気に入りの曲は?という質問にTAEHYUNが選んだのは「Tinnitus (Wanna be a rock)」。

TAEHYUN (P)&(C) BIGHIT MUSIC
TAEHYUN (P)&(C) BIGHIT MUSIC

「Tinnitusは耳鳴りという意味ですか、賑やかなパーティが終わった後に訪れる虚しさを耳鳴りのように例えた内容の曲です。歌詞の内容と曲のタイトルが似合う曲だと思います。アフロポップという新しいジャンルにも挑戦しました。僕たちのオリジナリティを最もよく活かして出来上がった曲だと思います」(TAEHYUN)

SOOBIN (P)&(C) BIGHIT MUSIC
SOOBIN (P)&(C) BIGHIT MUSIC

SOOBINは最後の収録曲「Farewell, Neverland」がお気に入りと語る。「少年は、美しいけれども無責任な楽園で現実から目を背けたまま、夢想だけに陥ってはいけないと思い、旅立つことを決心します。そんな少年の感情を抒情的なメロディと悲しい歌詞で表現しました。ロックベースのポップジャンルの曲です。メンバーたちがレコーディングした音源を聴いたときに、かっこいいと思って好きになりました」(SOOBIN)

「この曲を聴いたパン・シヒョクさんから『完璧だ』というコメントをいただいて、胸がいっぱいになりました」(YEONJUN)

2022年は初めてのワールドツアーを経験。アメリカのロラパルーザや日本のサマーソニックなど大きなフェスにも出演。アメリカン・ミュージック・アワードのレッドカーペットにも登場し、ワールドワイドな活躍をしてきた。

「ワールドツアーでたくさんのステージを行い、世界中のMOAに出会いました。アーティストとしてより一層プロらしく成長できたと思います。2023年は多くの方たちにTOMORROW X TOGETHERがどんなグループなのかをきちんと印象付けたいと思います。僕たちのパフォーマンスを見て圧倒されるように準備したものをお見せしたいです」(HUENINGKAI)

「ワールドツアーをしながらメンバーたちが成長したと思うのは、観客と一緒に呼吸するというような部分です。チームワークも強まったと思います。ステージではさまざまなことが起きますが、メンバーの目を見ながら合わせて対処することができました」(TAEHYUN)

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今回のカムバックにおいての数値的な目標を尋ねられると、「夢は大きくと言いますが、叶うとしたらビルボード200で1位という成果を上げたいと思います。また、YEONJUNさんが音楽番組の人気歌謡でMCをしているので、人気歌謡で1位を獲るのが夢ですね」とHUENINGKAIが答えた。

最後に、SOOBINが「新しくユニークな姿で帰ってきました。心配であり、楽しみでもありますが、いつにも増してたくさん悩んで努力したアルバムなので、応援よろしくお願いします。メンバーたちと楽しく幸せに活動して、良いニュースをお届けできるように頑張ります。長い間待ってくださったMOAの皆さんにとって、大きなプレゼントになればいいなと思います」と挨拶し、締めくくった。

今回のアルバムは、先行予約枚数が自己最高記録の216万枚予約を達成。3月からはワールドツアー「ACT: SWEET MIRAGE」がソウルを皮切りにスタートし、日本でも4都市での公演が控えている。「Sugar Rush Ride」のMVは1月27日(金)14時に公開される。

Text: Yukiko Shinto

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