ヒュー・グラント、『ラブ・アクチュアリー』のダンスシーンが大嫌い
ヒュー・グラントは、『ラブ・アクチュアリー』での名場面の1つに数えられているダンスシーンが大嫌いなのだそうだ。リチャード・カーティス監督による2003年公開のクリスマス映画で英首相のデビッド役を演じたヒュー、首相官邸でポインター・シスターズのヒット曲『ジャンプ』に合わせて踊るシーンは思い出したくもないという。
米ABCの特番『ザ・ラフター・アンド・シークレッツ・オブ・ラブ・アクチュアリー:20イヤーズ・アフター』に出演したヒューは、そのシーンについてこう語っている。「脚本でそれを見て『これをやるのは嫌だろうな』って思ったよ」「ダンスなんて本当にしたくなかった。ましてリハーサルなんてね」「今でも、多くの人々がセルロイドに刻まれたシーン史上最も観るのが辛いものだと考えているし、僕もそれに同意するよ。気に入ってくれている人もいるけど」
しかし同シーンでは、自らアイディアも出していたそうで「でも、自分を評価している点もある。秘書の女性に見られてしまうのは僕のアイディアだったんだ。天才だね」と続けた。
一方で脚本と監督を担ったカーティスは、当時をこう振り返っている。「彼は私が病気になったりして、『残念だけど、あのダンスシーンは出来ない』ってなることを願っていたんだと思いますよ」
ヒューはそのシーンを拒否し続けていたものの、「契約上の義務」があったことから映画から降板しなかったそうで、ヒューのダンスを目にするのは「酷く恥ずかしい」ことだったものの、それは「ただ完璧」だったとカーティスは当時を語っている。