日本で生まれた「デザインの宝物」を紹介する「DESIGN MUSEUM JAPAN展」開催 | Numero TOKYO
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日本で生まれた「デザインの宝物」を紹介する「DESIGN MUSEUM JAPAN展」開催

古来より日本人がつくってきたさまざまな地域の「モノ」や「コト」を、世界に一線で活躍するクリエイターたちがリサーチするプロジェクト「DESIGN MUSEUM JAPAN」。その展覧会が東京・六本木の国立新美術館にて開催される。

世界の一線で活躍する13人のクリエイターが、全国13の地域でさまざまな「モノ」や「コト」をリサーチし、日本各地の「デザインの宝物」を発掘するプロジェクト「DESIGN MUSEUM JAPAN」。その内容は、1万年前の縄文時代の暮らし方から、21世紀のプロダクトまで多岐にわたる。

DESIGN MUSEUM JAPAN展 展示イメージ
DESIGN MUSEUM JAPAN展 展示イメージ

参加クリエイターは、皆川明、西沢立衛、柴田文江、乾久美子、須藤玲子、三澤遥、原研哉、廣川玉枝、森永邦彦、辻󠄀川幸一郎、水口哲也、田川欣哉、田根剛の13名。ファッションデザイナー、建築家、グラフィックデザイナー、映像作家、デザインエンジニアなど多様なメンバーが揃う。

リサーチ内容・地域も多岐にわたり、ミナ ペルホネンの皆川は山形県にて「雪国のくらし」を支えるデザインを、建築家ユニットSANAAの一人としても知られる西沢は、新潟県佐渡の集落をリサーチしたという。そのほかにテキスタイルデザイナーの須藤は富山の「最先端のスポーツウエア」、映像作家の辻川は兵庫県姫路のおもちゃをテーマにしている。

山形のリサーチの様子・山形緞通
山形のリサーチの様子・山形緞通

和歌山のリサーチの様子・鉱物の収集箪笥
和歌山のリサーチの様子・鉱物の収集箪笥

山梨のリサーチの様子・甲斐絹
山梨のリサーチの様子・甲斐絹

「デザイン」というフィルターを通すと見えてくる輝きをDESIGN MUSEUM BOXという箱に詰め込み、リサーチ映像と合わせて紹介する試みだ。会期は12月19日(月)まで。

※掲載情報は11月28日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「DESIGN MUSEUM JAPAN展 集めてつなごう 日本のデザイン」
会期/2022年11月30日(水)~12月19日(月)
会場/国立新美術館 企画展示室1E
住所/東京都港区六本木7-22-2
時間/10:00~18:00 ※毎週金曜日は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
休館/火曜
TEL/050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL/www.nact.jp/exhibition_special/2022/dmj/

Text:Akane Naniwa

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