コルベール委員会×東京藝大 若手アーティストの登竜門「コミテコルベールアワード」 | Numero TOKYO
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コルベール委員会×東京藝大 若手アーティストの登竜門「コミテコルベールアワード」

高美遥『〇〇〇〇星』 Photo: 永井文仁 © COMITÉ COLBERT、東京藝術大学
高美遥『〇〇〇〇星』 Photo: 永井文仁 © COMITÉ COLBERT、東京藝術大学

名だたるブランドが参加するコルベール委員会と東京藝術大学による、若手アーティストに向けたアワードが今年も開催。一次審査を通過した作品の展示が行われている。東京・上野の東京藝術大学大学美術館本館にて、2022年10月15日(土)~30日(日)まで。


未来の文化とアーティストの育成を目的とした、コルベール委員会と東京芸術大学による共同プロジェクト「コミテコルベールアワード」。その3回目であり最終回となる「コミテコルベールアワード2022 –The beauty of imperfection–」が開催中だ。

ダイバーシティやインクルージョンの概念が浸透しつつある現代において「不完全な美」について向き合い、東京藝術大学の学生が「The beauty of imperfection(=わびさび)」をテーマにアート作品を制作。絵画や平面作品、写真、映像、インスタレーションなど、さまざまな表現方法で作品を制作。一次審査を通過した12作品の展示が東京藝術大学大学美術館で行われ、14日の授賞式では優秀作品3点が決定する。

春田紗良『Jardin Fantôme』 © COMITÉ COLBERT、東京藝術大学
春田紗良『Jardin Fantôme』 © COMITÉ COLBERT、東京藝術大学

辻一徹『Enohpomarg』 © COMITÉ COLBERT、東京藝術大学
辻一徹『Enohpomarg』 © COMITÉ COLBERT、東京藝術大学

なお、コルベール委員会は、ゲランの創始者であるジャン・ジャック・ゲラン主導のもとに創設されたフランスの組織で、本アワードは、バカラ、シャネル、エルメス、ルイ・ヴィトンなど、一流ブランド19社がサポートしている。

藝大生がそれぞれの感性で表現する“わびさび”の形。ぜひ会場でご堪能あれ。

 

※掲載情報は10月13日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

コミテコルベールアワード2022 –The beauty of imperfection–

会期/2022年10月15日(土)~30日(日)
会場/東京藝術大学大学美術館本館展示室3、4
住所/東京都台東区上野公園12-8
時間/10:00〜17:00
休館日/月曜日
入場料/無料
電話/050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL/museum.geidai.ac.jp/exhibit/2022/10/CCA2022.html

Text : Manami Abe

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