もうひとつの京都をアートで知る「ALTERNATIVE KYOTO」開幕 | Numero TOKYO
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もうひとつの京都をアートで知る「ALTERNATIVE KYOTO」開幕

京都府広域に広がる豊かな自然、有形文化財や名称、景観、エリアの歴史や風土を題材に、アート作品で“もうひとつの京都”の魅力を伝えるアートプロジェクト「ALTERNATIVE KYOTO」。2019年より開催され、4回目の開催となる。

Subsurface: L350/C250
Subsurface: L350/C250

「海の京都(府北部)」「森の京都(府中部)」「お茶の京都(府南部)」と称し、各エリアの魅力を伝えてきた京都府。各地の歴史や風土、自然や文化をもととしたアートプロジェクトをさまざまに行ってきたが、2019年より国内外の気鋭のアーティストの作品とともにさらなる魅力を発見し、伝えるアートプロジェクト「ALTERNATIVE KYOTO」がスタートした。

(参考)作品を通して知られざる京都を楽しむ、アートプロジェクトが開幕

今年度は地域文化と最先端技術を組み合わせた、デジタルアートによる空間演出や現代アートの作品を展示するという。

福知山市では、例年に続き三谷正によるダイナミックなプロジェクションマッピングを福知山城公園にて開催。なお、新町商店街では、花岡伸宏が日常生活の中で不要となった日用品や廃材から新たなオブジェをつくり、展示する。

宮津市では、MUTEK.JP/ETERNALArt Spaceの企画協力のもと、国内の著名アーティストが手がけるデジタルアート計3点を、500インチを越える特別スクリーンにて上映。東京五輪の開会式の演出を手掛けた画家・中山晃子とピアニストの澤渡英一による『泡沫の形』や、両足院の協力のもと禅をテーマにした『Stillness』など。
また向日市では原摩利彦&白木良、SPEKTRA、Corey Fuller& Synichi Yamamotoが参加予定。

立ち上げ、時々座る 花岡伸宏 木、鉄、衣服、畳、座布団、椅子、紙粘土、日用品、家具、鉛筆、アクリル絵具、その他 2022年
立ち上げ、時々座る 花岡伸宏 木、鉄、衣服、畳、座布団、椅子、紙粘土、日用品、家具、鉛筆、アクリル絵具、その他 2022年

THINK AND SENSE & Intercity-Express『Stillness』
THINK AND SENSE & Intercity-Express『Stillness』

会期期間や時間は会場によって異なるため、詳細はウェブサイトにて要チェックを。

SPEKTRA『Common』2021(参考画像)
SPEKTRA『Common』2021(参考画像)

※掲載情報は9月14日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「ALTERNATIVE KYOTO –もうひとつの京都–」
会期/2022年9月9日(金)~11月20日(日)
※エリアや会場によって会期、開館時間は異なる
会場/福知山市、宮津市、向日市
料金/無料
URL/2022.alternative-kyoto.jp/

Text:Akane Naniwa

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