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コロナ禍のさなか、京都に居を移した宮永は、約16年ぶりに故郷で生活することになった。実家は曾祖父である初代宮永東山(1868-1941年)が開いた宮永東山窯。幼い頃から陶磁器用の型のある景色の中で生活してきた宮永は、改めてその型の存在に気づき、作品として展示されることのない石膏型にある“凹みとしての不在”(空間)に惹かれたという。
本展はガラス作品とともに、凹みの表層をなぞるかのようにナフタリンで薄く象られた彫刻が並ぶ。さらに、約100年前の人々の生活や、アールヌーヴォーに憧れ探究心と情熱を持って制作していた東山窯の情調を今の景色に重ねた新作を発表する。
精力的に作品制作を続けている宮永愛子の新境地となる本展。どうぞご注目を!
※掲載情報は7月12日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。
宮永愛子 「くぼみに眠る海」
会期/2022年7月6日(水)〜8月6日(土)
会場/ミヅマアートギャラリー
住所/東京都新宿区市谷田町 3-13 神楽ビル 2F
開館時間/12:00〜18:00
休館日/日・月・祝
URL/https://mizuma-art.co.jp/exhibitions/2207_miyanagaaiko/
宮永愛子の新境地に注目 @ミヅマアートギャラリー
アーティスト・宮永愛子による個展「くぼみに眠る海」が、東京・市ヶ谷のミヅマアートギャラリーにて開催。会期は、2022年7月6日(水)〜8月6日(土)まで。
展示風景より。 宮永愛子「くぼみに眠る海」ミヅマアートギャラリー (2022年) photo:宮島径 ©MIYANAGA Aiko, Courtesy of Mizuma Art Gallery
時間とともに変化するナフタリンを用いた作品で知られる宮永愛子。小誌『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』の「アートとシューズの不思議な関係」にも登場した、注目のアーティストだ。
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Numero.jp/アートとシューズの不思議な関係 【5】宮永愛子
展示風景より。 宮永愛子「くぼみに眠る海」ミヅマアートギャラリー (2022年) photo:宮島径 ©MIYANAGA Aiko, Courtesy of Mizuma Art Gallery
宮永愛子は、2019年度第70回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。昨年は「東京ビエンナーレ2020/2021」や、京都市京セラ美術館、国立台湾美術館での展覧会に参加するなど、国内外で活躍している。
展示風景より。 宮永愛子「くぼみに眠る海」ミヅマアートギャラリー (2022年) photo:宮島径 ©MIYANAGA Aiko, Courtesy of Mizuma Art Gallery
コロナ禍のさなか、京都に居を移した宮永は、約16年ぶりに故郷で生活することになった。実家は曾祖父である初代宮永東山(1868-1941年)が開いた宮永東山窯。幼い頃から陶磁器用の型のある景色の中で生活してきた宮永は、改めてその型の存在に気づき、作品として展示されることのない石膏型にある“凹みとしての不在”(空間)に惹かれたという。
『くぼみに眠るそら-寝虎-』 (2022年) photo:宮島径 ©MIYANAGA Aiko, Courtesy of Mizuma Art Gallery
本展はガラス作品とともに、凹みの表層をなぞるかのようにナフタリンで薄く象られた彫刻が並ぶ。さらに、約100年前の人々の生活や、アールヌーヴォーに憧れ探究心と情熱を持って制作していた東山窯の情調を今の景色に重ねた新作を発表する。
精力的に作品制作を続けている宮永愛子の新境地となる本展。どうぞご注目を!
※掲載情報は7月12日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。
宮永愛子 「くぼみに眠る海」
会期/2022年7月6日(水)〜8月6日(土)
会場/ミヅマアートギャラリー
住所/東京都新宿区市谷田町 3-13 神楽ビル 2F
開館時間/12:00〜18:00
休館日/日・月・祝
URL/https://mizuma-art.co.jp/exhibitions/2207_miyanagaaiko/
Text : Akiko Kinoshita