ENHYPENの新章がスタート! 3rd Mini Album『MANIFESTO : DAY 1』でカムバック
ENHYPENが2022年7月4日(月)3rd Mini Album『MANIFESTO : DAY 1』でカムバック! 韓国ソウルで行われたメディアショーケースをレポートする。
2022年1月にリリースされた1st Studio Repackage Album『DIMENSION : ANSWER』以来6ヶ月ぶりとなる今回のカムバック。『MANIFESTO : DAY 1』は、タイトル曲「Future Perfect(Pass the MIC)」を含む全6曲を収録した3枚目のミニアルバムとなる。
メンバーによる3カ国語でのナレーションが印象的な「WALK THE LINE 」、オールドスクールヒップホップサウンドを取り入れた「ParadoXXX Invasion」、好きな人を想う気持ちをソフトポップロックにのせた「TFW (That Feeling When)」、メンバーのJAKEが作詞に参加した「SHOUT OUT」、未来へ進む希望を表現した「Foreshadow」など、音楽的にも幅を広げ新しい挑戦に取り組んだ。記者会見での質疑応答を一問一答スタイルのダイジェストでお届け。
──今回のアルバムのストーリーは?
JUNGWON「大人が定義した“成功”に疑問を抱いた少年たちが、他人の言いなりではなく自分たちの答えを見つけ出すというストーリーを盛り込んでいます。世界に振り回されるのではなく、自身の意思通りに生きていくという強い思いを歌で表現してみました」
JAY「ENGENE(ファンの名称)の皆さんのおかげで短い間にミリオンセラーというタイトルも得られて、海外のチャートでも良い成果を収めることができました。うれしさも多かったですが、心の片隅には僕たちの能力や努力だけで成し遂げられたのかという疑問がありました。今回のアルバムは、カムバックごとにいつも新しく素敵な姿をお見せするべきという僕たちの責任感に打ち勝ち、自ら愛される資格があるということを証明したいと思います」
──タイトル曲「Future Perfect(Pass the MIC)」に込めたメッセージについて教えてください。
SUNGHOON「K-POPでは見られないシカゴドリルというジャンルの曲です。7人の少年が自分たちの使命に気づき、同世代に『先に前を進むから一緒に行こう』と宣言する内容です。タイトルの通り、同世代にマイクを渡すという意味が込められており、僕たちだけの未来のために火種を起こしてみせるという強烈なメッセージを盛り込みました」
HEESEUNG「僕たちの力強い意気込みが込められているだけに、デビュー後初めてラップに挑戦しました。その部分にもご期待ください」
──タイトル曲のポイントダンスは?
NI-KI「本来の自分を探していく過程をダイナミックかつ自然に、自由に表現しました。さらにパワフルになったシンクロダンスにご注目いただければと思います」
SUNOO「タイトルに合わせて、マイクを使ったさまざまなポイントダンスがあります。実際にマイクテストをするようにマイクを弾き口に当てるマイクチェックダンス、僕たちの新しい未来を描いて行こうと宣言するかのようにマイクを高く掲げるマイクアップダンス、リズムに乗りながらマイクを握った手の位置を変え続けるPass the MICダンスなどがあります」
──パフォーマンスを準備しながら、大変だったことを教えてください。
JUNGWON「最初から最後まで休む暇がない曲なので、一番だけ踊っても体力消耗が激しい振り付けなんですね。ステージが完成したときの格好いい姿を想像して一生懸命できたような気がします」
SUNOO「僕も最初に歌を聴いたときに、振り付けがすごく大変そうだなと思ったのですが、案の定振り付け練習の初日から大変だった記憶があります。それでも、時間が経つにつれて慣れてきて、動作一つ一つが自分のものになるのを感じながら、やっぱり努力したらできないことはないんだな、と思うようになりました。また、歌詞に『僕の足で立っていたい。そうでないと意味がない』という部分があるのですが、個人的に深く共感できました」
──JAKEさんは収録曲「SHOUT OUT」で初めて作詞に挑戦されましたが、詩を書くときのインスピレーションはどのようにして得ていますか?
JAKE「僕だけでなくメンバー全員が積極的に曲作りに参加していきたいと考えているのですが、日常生活を送るなかで、いろいろと感じることが変化しますよね。そういうなかで、普段僕たちが感じていることや、今回の曲のようにENGENEの皆さんへの想い、愛情などを曲に盛り込んで行きたいと思っています」
──タイトル曲からハイフンがなくなった理由は?
JAKE「これまでハイフンで繋がった二つの単語だけで、複雑な感情を表現してきたとすれば、今はハイフンに限らず繋がりの意味を広げていくという抱負を表現しました。アルバムを通して話したいテーマや、僕たちの考えが次第に成長していくように、曲のタイトルやコンセプトもそういった面を反映していきたいと思います。新しい未来を描いていく僕たちENHYPENの姿にご期待ください」
──“反抗”のイメージがよく似合うメンバーは?
(投票の結果、JAYに5票集まる)SUNGHOON「JAYさんは顔立ちもはっきりとしていて、鋭い感じがするのでそういうイメージになったのではないかと思います」
JAY「これって褒め言葉ですよね(笑)? コンセプトを良くこなしたという褒め言葉だと思います。その分、皆さんに素敵なステージを見せられるように頑張りたいと思います」
──オフラインでENGENEの皆さんに会えるようになった感想を教えてください。
NI-KI「最近ドイツで開催されたイベントで、4万人の観客の前で僕たちがパフォーマンスをする機会があったのですが、オフラインでしか感じられない歓声、そして熱気がすごかったです。僕たちもどんどん楽しくなってステージをした記憶があります。今回の活動でENGENEの皆さんに会えると思うと、さらにワクワクします。ファンの皆さんのために頑張って準備したので、どうぞご期待ください」
──ENHYPENならではの強みを挙げるとしたら?
HEESEUNG「自由自在の団結力という風にお話しできると思います。僕たち一人一人を見ていただくと、ビジュアル的にイメージが被るメンバーがいないんですね。それぞれ個性的な魅力を持っているので、そういった部分に強みがあると思います。また、チームとしても団結力がありますし、アルバムを出すたびに成長していく姿がENGENEの皆さんに喜んでいただけるんじゃないかなと思います」
──9月からは初のワールドツアーもスタートしますが、意気込みを教えてください。
JUNGWON「コロナの時期に僕たちはデビューしたので、世界中のENGENEにお会いできなくて残念でしたが、ENGENEの方がもっと残念に感じていると思います。より格好いい姿をお見せできるように、すべてのエネルギーを込めて一生懸命準備をしています。セットリストも僕たちが今までやってきた曲よりも数が多いので、体力管理も並行して行っています」
HEESEUNG「個人的に、今回のツアーのときにはウェーブをしっかり見たいなと思います。今までにファンミーティングを行ってきましたが、そのときはあまり経験できなかったので、今度は大きな波が動く様子を見てみたいなと思っています」
JAY「SEVENTEEN先輩のコンサートを見学に行かせていただいたのですが、本当にモチベーションが上がりましたし、ファンの皆さんの歓声を聞いて、ファンの方の立場になってみても期待ができました」
──今回の活動で成し遂げたい目標はありますか?
JUNGWON「僕たちが音楽番組でENGENEの皆さんに会うのが今回初めてなんですね。オフラインで初めてお会いするので、できるだけ多くのファンの皆さんにお会いするのが今回の目標です」
JUNGWON「タイトル曲のパフォーマンスを練習しながら、大変なこともありましたが、ENEGENEの皆さんの愛にお応えするために頑張ってきたような気がします。準備してきたものをすべて出し切って後悔しないように臨みたいと思います」
SUNOO「日々成長するENHYPENの姿をお見せしたいです。今回のアルバムは“宣言”という大きなテーマで、僕たちの率直な悩みを盛り込んだ分、ENHYPENが成長したんだなと感じていただければと思います」
SUNGHOON「僕たちの名前の前に“グローバルK-POPライジングスター”という修飾語がついたのは、すべてENGENEの皆さんのおかげだと思っています。その通り実感していただけるように、素敵な音楽とパフォーマンスをお届けしたいです」
ENHYPEN
3rd Mini Album『MANIFESTO : DAY 1』
Text: Yukiko Shinto