25歳の作品から最新作まで ゲルハルト・リヒター個展
ゲルハルト・リヒターによる日本初公開作品のみで構成された個展が開催されている。東京・六本木のWAKO WORKS OF ARTにて、2022年7月30日(土)まで。
2017年に油彩画から身を引いて以来ドローイング作品のみに注力し、90歳を迎える現在もなお精力的に活動を続けている現代アートの巨匠、ゲルハルト・リヒター。国立新美術館で開幕した「ゲルハルト・リヒター展」(※1)が大きな注目を集めるなか、日本初公開作品のみで構成されたもう一つのリヒター展がWAKO WORKS OF ARTで開催を迎えた。
(※1)参考記事:Numero.jp「現代アートの最高峰による画業の集大成「ゲルハルト・リヒター展」」
本展は、18年〜22年に描かれた新作のドローイング作品18点と、25歳の時に制作された31点組からなる版画「Elbe [Editions CR:155]」のエディション版(印刷部数が限定されたもの)によって構成。ゴムローラーで描いた作品が元になっている版画は、ローラーの使用や風景や人物と抽象とのバランスなど、後年に磨かれていく作風に至る要素が多く感じられる貴重な作品となっている。
65年の時を経て最初期と最新の作品が集結する本展。ぜひお見逃しなく。
※掲載情報は6月24日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
ゲルハルト・ リヒター「Drawings 2018–2022 and Elbe 1957」
会期/2022年6月11日(土)〜7月30日(土)
会場/ WAKO WORKS OF ART(ワコウ・ワークス・オブ・アート)
住所/東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル3F
入場料/無料
時間/予約サイトのタイムスケシジュールに準ずる
休館日/日・月曜日、祝日
TEL/03-6447-1820
URL/www.wako-art.jp/
※オンラインによる事前予約制
Text : Manami Abe