コロナ禍初となるブライアン・イーノの大規模展が京都で開幕 | Numero TOKYO
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コロナ禍初となるブライアン・イーノの大規模展が京都で開幕

ヴィジュアル・アートに革命をもたらしたアーティスト、ブライアン・イーノ。コロナ禍において初となる大規模な展覧会を、京都を舞台に開催する。代表作3作品が一同に会するほか、世界初公開となる『Face to Face』の展示など見逃せない内容だ。

ヴィジュアル・アートのパイオニアであり、アンビエント・ミュージックの創始者でもある英国出身のアーティスト、ブライアン・イーノ。Windows95の起動音も手掛け、その制作は人々の身近なカルチャーや制作にまで及んでいる。デヴィット・ボウイやU2といった世界的なミュージシャンのプロデューサーとしても名を馳せているほか、気候変動問題の解決を目的とした慈善団体「EarthPercent」を立ち上げ、アクティビストとしての一面も持つ。

「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」では、コロナ禍においてイーノ自身初となる大規模なインスタレーションを公開。築90年の歴史ある建築物・京都中央信用金庫 旧厚生センター(京都市)を会場に、建物丸ごとイーノの作品で彩るという。

本展では、代表作を公開。途絶えることなく変化する音と光がシンクロして生み出される空間芸術作品『77 Million Paintings』、多数のスピーカーから鳴る音が織りなす代表的なオーディオ・インスタレーション『The Ship』、LED技術を駆使し、光が常に新たな色彩の組み合わせへと変わってく『Light Boxes』の3点だ。

なお、世界初公開作品となる『Face to Face』も見逃せない。特殊なソフトウェアによって一人一人の本物の顔の間に「新しい人間」の長い連鎖を生み出す本作は、ランダムなパターンとその組み合わせによって、予期せぬアート作品を生み出す可能性を追求する。

常に変化し続ける音と光と、それらがシンクロしあう空間芸術をつくり上げ、ヴィジュアル・アート界に革命をもたらしたブライアン・イーノ。京都にてどのような空間をつくり、メッセージを発するのか注目を集めている。会期は8月21日(日)まで。

※掲載情報は5月30日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。


「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」

会期/2022年 6月3日(金)〜8月21日(日)
会場/京都中央信用金庫 旧厚生センター
住所/京都市下京区中居町七条通烏丸西入113
開館時間/11:00〜21:00 ※入場は閉館の30分前まで
料金/一般前売チケット(平日)一般1,800円、専 ・大学生1,300円、中高生800円
(土日祝)一般2,000円、専・大学生1,500円、中高生1,000円、小学生以下無料 ※発売は6月2日(木)
一般チケット(平日)一般2,000円、専 ・大学生1,500円、中高生1,000円
(土日祝)一般2,200円、専 ・大学生1,700円、中高生1,200円、小学生以下無料
URL/mbientkyoto.com/

Text:Akane Naniwa

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