アンフォルメルの巨匠、アンス・アルトゥング展が再上陸 | Numero TOKYO
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アンフォルメルの巨匠、アンス・アルトゥング展が再上陸

Hans Hartung T1980-E19, 1980 Acrylic on hardboard 81 x 100 cm | 31 7/8 x 39 3/8 inch Photographer: Claire Dorn Courtesy of Perrotin & Hartung-Bergman Foundation.
Hans Hartung T1980-E19, 1980 Acrylic on hardboard 81 x 100 cm | 31 7/8 x 39 3/8 inch Photographer: Claire Dorn Courtesy of Perrotin & Hartung-Bergman Foundation.

アンフォルメルを代表する主要人物として知られ、1989年に逝去してからも、今なお見るものに鮮烈な印象をもたらすアンス・アルトゥング。2019年パリでの大規模回顧展や、米国、ヨーロッパ、アジアでの近年の個展を経て、再び日本にやってくる。場所は東京・六本木のペロタン東京にて。

戦後日本において抽象絵画、抽象表現の先駆者として知られ、1951年に東京で開催された「サロン・ド・メ」では、絵画『T1948-16』がセンセーションを巻き起こしたアンス・アルトゥング。独特な表現方法と革新的な実践は、日本の若手作家たちに影響を与えてきた。日本のみならず世界において、アンフォルメルを代表する重要な作家として知られている。

Hans Hartung Untitled, 1956 Watercolor and ink on paper 27.3 x 20.5 cm | 10 3/4 x 8 1/16 inch Photographer: Tanguy Beurdeley Courtesy of Perrotin & Hartung-Bergman Foundation.
Hans Hartung Untitled, 1956 Watercolor and ink on paper 27.3 x 20.5 cm | 10 3/4 x 8 1/16 inch Photographer: Tanguy Beurdeley Courtesy of Perrotin & Hartung-Bergman Foundation.

本展ではアルトゥングによる絵画とインク作品、計20点を公開。アルトゥング作品の一つの側面である、速やかな制作手法を浮き立たせる1955〜1956年制作の絵画や、70年に渡るキャリアを通して絶えず実験に励み続けたアルトゥングの道具のコレクションなどを紹介する。30年にわたって制作された数々の絵画からは、アルトゥングの職人技と工業技術の応用を垣間見ることができる。

Views of Hans Hartung’s exhibition at Perrotin Tokyo. Photo by Kei Okano. Courtesy of Perrotin & Hartung-Bergman Foundation
Views of Hans Hartung’s exhibition at Perrotin Tokyo. Photo by Kei Okano. Courtesy of Perrotin & Hartung-Bergman Foundation

その作風が今、かつてないほど現代的に感じられるアンス・アルトゥングの作品。日本に再上陸する今回をぜひお見逃しなく。

「HANS HARTUNG」
会期/2022年5月21日(土)〜7月2日(土)
会場/ペロタン東京
住所/東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1階
開館時間/火〜土曜12:00~18:00
URL/www.perrotin.com/exhibitions/hans_hartung/9308

Text:Akane Naniwa

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