ポーラ美術館の20周年記念 「光」をテーマにした大規模展 | Numero TOKYO
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ポーラ美術館の20周年記念 「光」をテーマにした大規模展

ヴィルヘルム・ハマスホイ『陽光の中で読書する女性、ストランゲーゼ30番地』(1899年)
ヴィルヘルム・ハマスホイ『陽光の中で読書する女性、ストランゲーゼ30番地』(1899年)

神奈川県・箱根町のポーラ美術館にて、開館20周年を記念した大規模なコレクション展が開催中。2022年9月6日(火)まで。

2002年に開館したポーラ美術館。化粧品メーカー・ポーラの創業家二代目である鈴木常司が蒐集した印象派の絵画を軸とする従来のコレクションに加えて、近年は、20世紀から現代までのアート作品の蒐集や展示にも力を注ぎ、大きな注目を集めている。(※1、2)

(※1)参考記事:Numero.jp「ポーラ美術館初の現代アート展「シンコペーション: 世紀の巨匠たちと現代アート」」

(※2)参考記事:Numero.jp「“水”の連想が導くアート体験: ロニ・ホーン展@ポーラ美術館レポート」

クロード・モネ『睡蓮』(1907年)
クロード・モネ『睡蓮』(1907年)

ゲルハルト・リヒター『抽象絵画(649-2)』(1987年) © Gerhard Richter 2021 (20102021)
ゲルハルト・リヒター『抽象絵画(649-2)』(1987年) © Gerhard Richter 2021 (20102021)

ポーラ美術館の開館20年を記念する本展は、鈴木常司による19〜20世紀の近代絵画のコレクションと、近年収蔵した作品を併せて紹介する試みで、テーマは「光」。移ろう光を描き留めようとした印象派のモネやルノワールはもちろんのこと、シャイン(光=仮象)を表現し続けるゲルハルト・リヒター、光の色そのものを写し撮る杉本博司、光や音などを用いて見る者の感覚に訴えかけるケリス・ウィン・エヴァンスまで。印象派から現代までの「光」にまつわる作品を数多く展示する。

なお本展は、ポーラ美術館全館と森の遊歩道で展開され、開館以来、最大規模の企画となる。ぜひ、この機会をお見逃しなく。

 

※掲載情報は4月13日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

ポーラ美術館開館20周年記念展
「モネからリヒターへ ー 新収蔵作品を中心に」
会期/2022年4月9日(土)〜9月6日(火)
会場/ポーラ美術館(展示室1-5、アトリウム ギャラリー、アトリウム ロビー、森の散歩道)
住所/神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
入場料/一般 1800円、大学・高校生 1300円、中学生以下 無料
時間/09:00〜17:00
休廊日/会期中無休
TEL/0460-84-2111
URL/www.polamuseum.or.jp

Text : Manami Abe

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