コレクション展示「雲をつかむ」開催中@原美術館ARC
2021年4月より始まった群馬県渋川市の「原美術館ARC」にて、現代美術と東洋古美術からなるコレクション展を開催中。昨年に引き続き、豊かな自然環境の中でユニークなコレクションを楽しめる展覧会だ。
現代美術を中心としたコレクションを持つ原美術館と、別館の群馬県渋川市のハラ ミュージアム アーク。昨年両館を統合し、現在は群馬県渋川市にて「原美術館ARC(アーク)」として活動している。
同館にて、現在「雲をつかむ:原美術館/原六郎コレクション」が開催中だ。昨年の「虹をかける」に続き、作品制作や鑑賞のあり方の一端を表す言葉を、周辺の豊かな自然環境に求め、「雲をつかむ」と題したという。会期は2期に分かれ、ただいま第1期となる春夏季が開催中だ。
原美術館コレクションから現代美術が、原六郎コレクションからは東洋古美術が集う本展。「雲をつかむ」という言葉をもとに、現実的ではないと思われることにあえて挑戦する作家の姿や、混沌とした状況の中から本質をみなし、捉えようとする意志を感じられる作品を展示する。現代美術からはイサム・ノグチや森村泰昌、杉本博司らによる作品が公開。また古美術からは狩野派や円山応挙の名作が紹介されている。
会場周辺の気持ちの良い自然環境や、磯崎新が手掛けた建築も楽しみたい。第1期は9月4日(日)まで。
雲をつかむ:原美術館/原六郎コレクション
会期/第1期(春夏季)2022年3月19日(土)〜9月4日(日)
第2期(秋冬季)2022年9月10日(土)〜2023年1月9日(月・祝)
開館時間/9:30〜16:30(入館は16:00まで)
会場/原美術館 ARC
住所/群馬県渋川市金井 2855-1
TEL/0279-24-6585
入場料/一般 1,100 円、大高生 700 円、小中生 500 円
休館日/木曜日(祝日と 8 月、12 月 29 日を除く)、展示替え期間、1月1日、冬季)
URL/www.haramuseum.or.jp
Text:Akane Naniwa