コレクション展示「雲をつかむ」開催中@原美術館ARC | Numero TOKYO
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コレクション展示「雲をつかむ」開催中@原美術館ARC

辰野登恵子「無題 97-4」1997 年 カンヴァスに油彩 218 x 291cm
辰野登恵子「無題 97-4」1997 年 カンヴァスに油彩 218 x 291cm

2021年4月より始まった群馬県渋川市の「原美術館ARC」にて、現代美術と東洋古美術からなるコレクション展を開催中。昨年に引き続き、豊かな自然環境の中でユニークなコレクションを楽しめる展覧会だ。

現代美術を中心としたコレクションを持つ原美術館と、別館の群馬県渋川市のハラ ミュージアム アーク。昨年両館を統合し、現在は群馬県渋川市にて「原美術館ARC(アーク)」として活動している。

(参考)「原美術館ARC」として初のコレクション展スタート

同館にて、現在「雲をつかむ:原美術館/原六郎コレクション」が開催中だ。昨年の「虹をかける」に続き、作品制作や鑑賞のあり方の一端を表す言葉を、周辺の豊かな自然環境に求め、「雲をつかむ」と題したという。会期は2期に分かれ、ただいま第1期となる春夏季が開催中だ。

原美術館コレクションから現代美術が、原六郎コレクションからは東洋古美術が集う本展。「雲をつかむ」という言葉をもとに、現実的ではないと思われることにあえて挑戦する作家の姿や、混沌とした状況の中から本質をみなし、捉えようとする意志を感じられる作品を展示する。現代美術からはイサム・ノグチや森村泰昌、杉本博司らによる作品が公開。また古美術からは狩野派や円山応挙の名作が紹介されている。

森村泰昌『表情研究Ⅲ』1994 年 白黒写真 25 x 20 ㎝ Yasumasa Morimura
森村泰昌『表情研究Ⅲ』1994 年 白黒写真 25 x 20 ㎝ Yasumasa Morimura

狩野派『蘭亭図』(部分)三井寺旧日光院客殿障壁画 桃山~江戸時代 紙本墨画 四幅 各169 x 128.6 ㎝
狩野派『蘭亭図』(部分)三井寺旧日光院客殿障壁画 桃山~江戸時代 紙本墨画 四幅 各169 x 128.6 ㎝

会場周辺の気持ちの良い自然環境や、磯崎新が手掛けた建築も楽しみたい。第1期は9月4日(日)まで。

雲をつかむ:原美術館/原六郎コレクション
会期/第1期(春夏季)2022年3月19日(土)〜9月4日(日) 
   第2期(秋冬季)2022年9月10日(土)〜2023年1月9日(月・祝)
開館時間/9:30〜16:30(入館は16:00まで)
会場/原美術館 ARC
住所/群馬県渋川市金井 2855-1
TEL/0279-24-6585
入場料/一般 1,100 円、大高生 700 円、小中生 500 円
休館日/木曜日(祝日と 8 月、12 月 29 日を除く)、展示替え期間、1月1日、冬季)
URL/www.haramuseum.or.jp

Text:Akane Naniwa

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