全米映画俳優組合賞、『コーダ あいのうた』がキャスト賞受賞!
第28回全米映画俳優組合賞が2022年2月27日(日)(現地時間)に開催され、『コーダ あいのうた』が最高賞であるキャスト賞を受賞した。
エミリア・ジョーンズが家族の中でただ一人耳が聞こえ、家族の通訳者を務めるルビーの姿を描いたApple+による同作が、『ベルファスト』『ドント・ルック・アップ』『ハウス・オブ・グッチ』『ドリームプラン』を抑え同賞に輝き、ルビーの母親ジャッキー役を演じたマーリー・マトリンが、大部分が耳の不自由なキャスト陣に代わり受賞スピーチを手話で語った。 「私達ろう俳優達は、大きな進歩を遂げました。これは、ろう者の俳優達もほかの俳優達と同様に仕事が出来るという事実を立証するものです。今後より一層ろう俳優、そしてろう者文化への機会が増えることを楽しみにしています」とマーリーは話した。
またトロイ・コッツァーが、ろう俳優としては史上初となる助演男優賞に輝いている。
一方テレビ部門では、『イカゲーム』のイ・ジェンジェとチョン・ホヨンが、それぞれドラマ部門の男優賞と女優賞を獲得したほか、同番組はスタントアンサンブル賞にも輝き、外国語作品が最多受賞となる初の快挙を果たしている。
第28回全米映画俳優組合賞受賞者リスト
映画部門
キャスト賞
『コーダ あいのうた』
主演男優賞
ウィル・スミス『ドリームプラン』
主演女優賞
ジェシカ・チャステイン『タミー・フェイの瞳』
助演男優賞
トロイ・コッツァー『コーダ あいのうた』
助演女優賞
アリアナ・デボーズ『ウエスト・サイド・ストーリー』
スタントアンサンブル賞
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
テレビ部門
アンサンブル賞(ドラマ)
『キング・オブ・メディア』
男優賞(ドラマ)
イ・ジョンジェ『イカゲーム』
女優賞(ドラマ)
チョン・ホヨン『イカゲーム』
アンサンブル賞(コメディ)
『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』
男優賞(コメディ)
ジェイソン・サダイキス『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』
女優賞(コメディ)
ジーン・スマート『ハックス』
男優賞(テレビ映画/リミテッドシリーズ)
マイケル・キートン『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』
女優賞(テレビ映画/リミテッドシリーズ)
ケイト・ウィンスレット『メア・オブ・イーストタウン~ある殺人事件の真実』
スタントアンサンブル賞
『イカゲーム』
生涯功労賞
ヘレン・ミレン