夜の無人島で自然とアートと向き合う芸術祭 | Numero TOKYO
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夜の無人島で自然とアートと向き合う芸術祭

HAKUTEN CREATIVE 2019年の展示風景 写真:金 東奎
HAKUTEN CREATIVE 2019年の展示風景 写真:金 東奎

神奈川県・横須賀の無人島「猿島」において開催される芸術祭「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島」。2021年11月の開催予定から延期を経て、1月22日(土)よりスタート。「音」をテーマに、夜の猿島で唯一無二のアート体験を。

横須賀の無人島「猿島」。明治時代からの砲台跡が史跡に指定され、歴史遺産としても貴重な島であり、一周徒歩40分程度で回れる小さな島だ。 2019年秋、猿島を舞台に芸術祭「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島」が開催。船で島に渡り、スマホを封印し、暗闇の中で自分の感覚を研ぎ澄ませながら、島の自然と作品と対峙する芸術祭だ。 (参考)夜の無人島でアート体験「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島」 本芸術祭は、テクノロジーや時間の概念の取り払い、猿島の自然の文脈を感じ、自分自身と向き合うような作品や体験を通して、人間がもともと持っていた感覚を取り戻すことを試みているという。2回目となる今回は「音」をテーマに、コロナの影響による延期を経て再び開催される。

齋藤精一(ライゾマティクスアーキテクチャー)/ JIKU #004 SARUSHIMA / 撮影:Naomi Circus
齋藤精一(ライゾマティクスアーキテクチャー)/ JIKU #004 SARUSHIMA / 撮影:Naomi Circus

今回参加するのは、本祭のプロデューサーも務める齋藤精一(パノラマティクス)のほか、アーティストの毛利悠子や中﨑透、さまざまな場所でライブラリーを手がける幅允孝など。会期中には海外からも注目されるHAIOKAによる音楽イベントも開催。
暗闇の中、いつもと違う猿島でアートや自然と向き合ってみては。

幅 允孝 こども本の森 遠野
幅 允孝 こども本の森 遠野

※掲載情報は1月22日時点のものです。
 開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 2021」
会期/2022年1月22日(土)〜3月6日(日)
会期中の金・土・日曜および祝日と2月10日(木)開催
会場/猿島一帯
住所/神奈川県横須賀市猿島1番
時間/16:50〜21:00
料金/大人 3,500円、小・中学生 1,500円 ※横須賀市民割引あり、小学生未満は無料
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と付添人1名までは無料
猿島までは三笠桟橋より渡船で約10分。料金や運航時刻など詳細は公式サイトを参照のこと。
TEL/046-822-8427
URL/senseisland.com/

Text:Akane Naniwa

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