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画家・金子國義邸で撮影した須藤絢乃、渾身の写真展開催

須藤絢乃『Anima / Animus』(2019年) ©Ayano Sudo, Courtesy of MEM
須藤絢乃『Anima / Animus』(2019年) ©Ayano Sudo, Courtesy of MEM

画家・金子國義の自宅で撮影した、写真家・須藤絢乃によるシリーズ作品「Anima / Animus」が展示されている。東京・恵比寿のNADiff a/p/a/r/t店内のNADiff Galleryにて、2022年1月7日(金)〜1月30日(日)まで。

被写体が持つ性別を超えた変身願望や理想像を写真に収め、少女漫画のカラー原稿と写真の狭間のような表現で注目を集める写真家の須藤絢乃。行方不明の少女たちを題材にした『幻影』(2013年)で、2014年の「キヤノン 写真新世紀」でグランプリを受賞して以来、一貫して仮想世界と現実を行き来するようなシリーズを展開している。

須藤絢乃『Anima / Animus』(2019年) ©Ayano Sudo, Courtesy of MEM
須藤絢乃『Anima / Animus』(2019年) ©Ayano Sudo, Courtesy of MEM

本展では、画家・金子國義の自宅で撮影したポートレート作品「Anima / Animus」シリーズを展示。艶やかな女性の絵で熱狂的ファンも多い金子の作品世界との接点をかねてより指摘されていた須藤だが、対面する機会は叶わないまま、金子は15年に逝去した。

主のいなくなった家で解体直前まで撮影された本シリーズは、金子の家に残されたオブジェクト一つひとつに宿る目に見えないアニマ/アニムス(心理学用語で、男性の無意識に存在する女性性と、女性の無意識に存在する男性性のこと)を捉えて擬人化し、ポートレートとして収めたものだという。

なお、本展は、限定版写真集の刊行を記念して行われる。

須藤絢乃『Anima / Animus』(2018年) ©Ayano Sudo, Courtesy of MEM
須藤絢乃『Anima / Animus』(2018年) ©Ayano Sudo, Courtesy of MEM

また、本展会場のNADiff a/p/a/r/tが入居するビルの3階にあるギャラリーMEMでは、須藤絢乃展「VITA MACHINICALIS」が同時開催中。NADiff Galleryの展示とは対照的な内容となっているため、こちらも忘れずチェックしたい。どうぞお見逃しなく。

※掲載情報は1月12日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

須藤絢乃「Anima / Animus」
会期/2022年1月7日(金)〜1月30日(日)
会場/NADiff Gallery
住所/東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff a/p/a/r/t 地下1階
入場料/無料
時間/13:00〜19:00
休館/2022年1月11日(火)、17日(月)、24日(月)
TEL/03-3446-4977
URL/www.nadiff.com/?p=26184

Text : Manami Abe

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