コロナ禍以降の社会をアートから考えるグループ展開催中
コロナ禍以降の新しい社会のあり方をアーティストと探るアートプロジェクトが始動。その展覧会として、東京藝術大学大学美術館(東京・上野)にて「『新しい成長』の提起」が開催中だ。新型コロナウイルス感染症の影響により会期を延期していた本展が、ついに公開となった。
各界の有志による実行委員会と東京藝術大学との共同事業として始まった、コロナ禍以降の新しい社会のあり方をアーティストと探るプロジェクト「ポストコロナ・アーツ基金(PCAF)」。その活動の柱の一つとして、展覧会「『新しい成長』の提起 ポストコロナ社会を創造するアーツプロジェクト」が開催中だ。 本展は、コロナ禍以降の社会を探るアーティストの多視点からなるプロジェクトを、映像、インスタレーション、パフォーマンスなど多様な表現手法で提示するというもの。時代や地域を超え、またはそれらをつなぐかたちで、これからの社会をアートで考えていく試みだ。Chim↑Pomやサエボーグ、毛利悠子、長谷川愛など注目の16組のアーティストが参加する。
なお、会期中には参加作家・サエボーグによる公開パフォーマンスや、オンライントークイベントも開催。詳細は公式ウェブサイトにて要チェックを。
いまだ完全な収束が見えず、コロナ禍をめぐる状況も予断を許さない状況が続いている。だからこそ一層コロナ禍以降の社会を考えることが重要ではないかと、本展は問いかける。アーティストのまなざしと、そこから生まれた作品がそのヒントになるかもしれない。会期は11月28日(日)まで。お見逃しなく。
※掲載情報は11月19日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
「『新しい成長』の提起——ポストコロナ社会を創造するアーツプロジェクト」
会期/2021年11月13日(土)~11月28日(日)
会場/東京藝術大学大学美術館 本館ほか
住所/東京都台東区上野公園12-8
時間/10:00~17:00 ※入館は16:30まで
休館/11月 22日(月)
URL/pcaf.art
Text:Akane Naniwa