コロナ禍以降の社会をアートから考えるグループ展開催中 | Numero TOKYO
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コロナ禍以降の社会をアートから考えるグループ展開催中

Chim↑Pom『はい、こんにちは』2021年 Photo: Yasuro Ide ©️2021 Chim↑Pom
Chim↑Pom『はい、こんにちは』2021年 Photo: Yasuro Ide ©️2021 Chim↑Pom

コロナ禍以降の新しい社会のあり方をアーティストと探るアートプロジェクトが始動。その展覧会として、東京藝術大学大学美術館(東京・上野)にて「『新しい成長』の提起」が開催中だ。新型コロナウイルス感染症の影響により会期を延期していた本展が、ついに公開となった。

各界の有志による実行委員会と東京藝術大学との共同事業として始まった、コロナ禍以降の新しい社会のあり方をアーティストと探るプロジェクト「ポストコロナ・アーツ基金(PCAF)」。その活動の柱の一つとして、展覧会「『新しい成長』の提起 ポストコロナ社会を創造するアーツプロジェクト」が開催中だ。

本展は、コロナ禍以降の社会を探るアーティストの多視点からなるプロジェクトを、映像、インスタレーション、パフォーマンスなど多様な表現手法で提示するというもの。時代や地域を超え、またはそれらをつなぐかたちで、これからの社会をアートで考えていく試みだ。Chim↑Pomやサエボーグ、毛利悠子、長谷川愛など注目の16組のアーティストが参加する。

サエボーグ『Cycle of L』高知県立美術館、2020年  Photo: 釣井泰輔
サエボーグ『Cycle of L』高知県立美術館、2020年  Photo: 釣井泰輔

遠藤麻衣『蛇に似る04:たまご丸』2020 年 Photo by 松尾宇人[参考作品画像]
遠藤麻衣『蛇に似る04:たまご丸』2020 年 Photo by 松尾宇人[参考作品画像]

なお、会期中には参加作家・サエボーグによる公開パフォーマンスや、オンライントークイベントも開催。詳細は公式ウェブサイトにて要チェックを。

いまだ完全な収束が見えず、コロナ禍をめぐる状況も予断を許さない状況が続いている。だからこそ一層コロナ禍以降の社会を考えることが重要ではないかと、本展は問いかける。アーティストのまなざしと、そこから生まれた作品がそのヒントになるかもしれない。会期は11月28日(日)まで。お見逃しなく。

毛利悠子『モレモレ:与えられた落水』2015 年 木材、傘、ホース、ペット・ボトル、ゴム手袋、バケツ、ホイール、雑巾、スポンジ、アクリル樹脂など Photo by Blaise Adilon, Biennale de Lyon, 2017 [参考作品画像]
毛利悠子『モレモレ:与えられた落水』2015 年 木材、傘、ホース、ペット・ボトル、ゴム手袋、バケツ、ホイール、雑巾、スポンジ、アクリル樹脂など Photo by Blaise Adilon, Biennale de Lyon, 2017 [参考作品画像]

※掲載情報は11月19日時点のものです。
 開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「『新しい成長』の提起——ポストコロナ社会を創造するアーツプロジェクト」
会期/2021年11月13日(土)~11月28日(日) 
会場/東京藝術大学大学美術館 本館ほか
住所/東京都台東区上野公園12-8
時間/10:00~17:00 ※入館は16:30まで
休館/11月 22日(月)
URL/pcaf.art

Text:Akane Naniwa

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