大阪のアートの街、北加賀屋エリアに今秋注目! | Numero TOKYO
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大阪のアートの街、北加賀屋エリアに今秋注目!

Super Studio Kitakagaya / 撮影:増田好郎
Super Studio Kitakagaya / 撮影:増田好郎

近代化産業遺産「名村造船所跡地」で知られ、アートによるまちづくりが進んでいる大阪の北加賀屋エリア。今秋10月から11月にかけ、数多くのアートイベントが開催。さまざまなアートやクリエイティブが交差する新たなエリアに今、注目が集まっている。

元は工場や倉庫、造船所労働者向け住宅であった建物を活用したクリエイティブ拠点が点在し、近年はアーティスト・森村泰昌の旧家具店を再生した個人美術館、モリムラ@ミュージアムがオープンするなど、アートの街として注目を集めている大阪・北加賀屋エリア。同エリアにて今秋7つのアートイベントが開幕する。 中でも、鋼材加工工場・倉庫跡地を活用した大型現代アート作品の収蔵庫「MASK(MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA)」での試みは要注目だ。「Open Storage 2021 -拡張する収蔵庫-」では、名和晃平、やなぎみわ、金氏徹平など国際的に活躍する現代美術作家6名にくわえ、MASK初の公募によって選出された持田敦子の作品が展示される。 クロージングイベントとして11月12日(金)より3日間、MASKのシンボル的な作品であるヤノベケンジの『ジャイアント・トらやん』のファイヤーパフォーマンスも開催。本作は来年2月に開館する大阪中之島美術館への寄贈が予定されているため、MASKで見られるのは今年が最後になるという。

「Open Storage 2014」開催風景 / 撮影:守屋友樹
「Open Storage 2014」開催風景 / 撮影:守屋友樹

森村泰昌がプロデュースするモリムラ@ミュージアムでは、伝統芸能「人形浄瑠璃文楽」の人形遣いである桐竹勘十郎と、森村による初のコラボレーション展「お手を拝借!!」が開催。伝統芸能と現代美術という2つの領域が、互いの拠点である大阪にて共鳴する。

また、街を巡回するように日本発の“KAWAII”カルチャーを辿る、増田セバスチャン展覧会「Yes, Kawaii Is Art」も3会場にて開催するほか、大阪最大のアーティスト・クリエイター向けシェアスタジオSuper Studio Kitakagaya(SSK)のオープンスタジオ、アートなお祭り「すみのえアート・ビート」の開催など盛りだくさん。プログラムや会場によってオープン日や料金が異なるため、ウェブサイトにて要チェックを。

増田セバスチャン展覧会「Yes, Kawaii Is Art」
増田セバスチャン展覧会「Yes, Kawaii Is Art」

「すみのえアート・ビート」開催風景
「すみのえアート・ビート」開催風景

 ※掲載情報は10月22日時点のものです。
 開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

会場/北加賀屋エリア7ヶ所にて開催
料金・時間/会場によって異なる
URL/chishima-foundation.com/

Text:Akane Naniwa

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