「浅間国際フォトフェスティバル」が長野県・小諸で開催中 | Numero TOKYO
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「浅間国際フォトフェスティバル」が長野県・小諸で開催中

伊藤昊『GINZA TOKYO 1964』(1964年) 展示場所:小諸城址懐古園 馬場跡(小諸市丁)

国際的な写真の祭典「浅間国際フォトフェスティバル 2021 PHOTO KOMORO」が開催中。長野県・小諸市の各所にて、2021年11月21日(日)まで。

長野県の東、浅間山の麓の小諸(こもろ)市で、国際的な写真の祭典「浅間国際フォトフェスティバル 2021 PHOTO KOMORO」(通称:Photo Komoro)が開催されている。 「浅間国際フォトフェスティバル」は、2018年に同じく浅間山麓の御代田町でプレ開催され、19年に第1回を開催(※1)。20、21年は新型コロナウイルスの影響で同地での開催は叶わなかったが、「Photo Komoro」として小諸での開催を迎えた。 (※1)参考記事:Numero.jp「アート写真の新たな祭典 「浅間国際フォトフェスティバル」」 本祭典のコンセプトは、「懐カシクテ古クテ 新シイ写真体験」。会場は、江戸時代における小諸藩の城下町であり、宿場町や商都として栄えた小諸の町全域に及ぶ。小諸城の面影が残る「懐古園」、江戸時代の旅籠や明治・大正時代の商家、そして豊かな自然の中に、国内外の写真家の作品が展開されている。

小池健輔『Boat』(2018年) 展示場所:小諸城址懐古園 酔月橋(小諸市丁221-2)
小池健輔『Boat』(2018年) 展示場所:小諸城址懐古園 酔月橋(小諸市丁221-2)
森山大道『StrayDog』(1971年) 展示場所:ほんまち町屋館(小諸市本町2-2-9)
森山大道『StrayDog』(1971年) 展示場所:ほんまち町屋館(小諸市本町2-2-9)

なお、御代田町では、アート写真の専門美術館「御代田写真美術館」(Miyota Museum of Photography)が来年オープン予定。「浅間国際フォトフェスティバル」の過去2回におけるメイン会場であった旧メルシャン軽井沢美術館跡地に開業するという。

移ろう季節の自然の中で、小諸の歴史を感じながらアート写真を堪能してみてはいかが。

※掲載情報は9月14日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「浅間国際フォトフェスティバル 2021 PHOTO KOMORO」
会期/2021年8月28日(土)~11月21日(日)
会場/長野県小諸市(JR小海線「小諸駅」周辺の屋内・屋外施設)
料金/無料 ※「懐古園」入場の際には散策券の購入が必要
時間/9:00〜17:00(「粂屋」の展示は、11:00〜16:00)
休館/会期中無休(ただし、「粂屋」の展示は火・水曜日休み)
問い合わせ/info@asamaphotofes.jp
URL/asamaphotofes.jp/komoro/

Text : Manami Abe

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