山口晃らの現代アート作品と画家・川端龍子によるコラボ企画展が開催 | Numero TOKYO
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山口晃らの現代アート作品と画家・川端龍子によるコラボ企画展が開催

会田誠『紐育空爆之図(戦争画 RETURNS)』1996 年、高橋龍太郎コレクション 零戦CG制作:松橋睦生、撮影:長塚秀人 Photo: NAGATSUKA Hideto ©AIDA Makoto, Courtesy of Mizuma Art Gallery
会田誠『紐育空爆之図(戦争画 RETURNS)』1996 年、高橋龍太郎コレクション 零戦CG制作:松橋睦生、撮影:長塚秀人 Photo: NAGATSUKA Hideto ©AIDA Makoto, Courtesy of Mizuma Art Gallery

日本屈指の現代アートコレクター・高橋龍太郎氏のコレクションを、日本画家・川端龍子の作品とともに展示する企画展が、大田区立龍子記念館(東京・西馬込)にて開催。会田誠、鴻池朋子、天明屋尚、山口晃らの現代アート作品と、日本画壇の巨匠である川端龍子の作品が一堂に集う。

1997年から収集を始め、現在2000点以上にも及ぶという高橋龍太郎氏による現代アートコレクション。それらは、「高橋龍太郎コレクション」と呼ばれ、国内外のさまざまな展覧会で紹介されてきた。 高橋氏が長年にわたり大田区蒲田にてクリニックを経営し、地域との関係性を築いてきたことから、大田区立龍子記念館にて企画展が実現。そんな本展では、当館の川端龍子作品にくわえ、本誌でも馴染みある会田誠、鴻池朋子、天明屋尚、山口晃といった、日本の現代アートを代表するアーティストの作品を紹介する。

川端龍子『香炉峰』1939 年、大田区立龍子記念館
川端龍子『香炉峰』1939 年、大田区立龍子記念館
なお龍子記念館は、大田区に暮らした日本画家・川端龍子が、1963年に自らの発意と設計によって自宅の前に開館した美術館だ。2021年は、区が事業を引き継ぎ運営を開始してから30年の節目でもある。龍子作品のファンにとっては現代アートに触れる機会となり、現代アートファンには龍子作品の魅力を再発見するきっかけとなりそうだ。ぜひお見逃しなく。

山口晃『五武人圖』2003 年、高橋龍太郎コレクション ©YAMAGUCHI Akira, Courtesy of Mizuma Art Gallery
山口晃『五武人圖』2003 年、高橋龍太郎コレクション ©YAMAGUCHI Akira, Courtesy of Mizuma Art Gallery

川端龍子『源義経(ジンギスカン)』1938 年、大田区立龍子記念館
川端龍子『源義経(ジンギスカン)』1938 年、大田区立龍子記念館

※掲載情報は9月8日時点のものです。
 開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「川端龍子 vs. 高橋龍太郎コレクション
―会田誠・鴻池朋子・天明屋尚・山口晃―」

会期/2021年9月4日(土)~11月7日(日)
会場/大田区立龍子記念館
住所/東京都大田区中央4-2-1
開館時間/9:00~16:30(入館は 16:00 まで)
料金/一大人 500円、小人 250円 ※65歳以上(要証明)と 6歳未満は無料
休館/月 ※9月20日(月・祝)は開館し、その翌日に休館
URL/www.ota-bunka.or.jp/facilities/ryushi

Text:Akane Naniwa

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