雑誌『Subsequence』第4号が発刊。「visvim」表参道にて誌面掲載の工芸品やアート作品の展示・販売イベントも
8月28日(土)、雑誌 『Subsequence(サブシークエンス)』の第4号が発売となる。『Subsequence』は「Arts & Crafts for the Age of Eclectic(“折衷”時代のアーツ&クラフツ)」を標榜し、世代/性別/国籍その他にとらわれることなく、世界中の工芸と文化にまつわるトピックを幅広く取り上げて、編集する実験的なプロジェクト。職人が工芸品を作り上げるような丁寧な誌面づくりで、じっくりと気ままに誌面を括る楽しみを提供してくれる。
前号の刊行から約10ヶ月ぶりの今号は特別付録として、スタイリスト、スティーブン・マンのディレクションによる24ページに及ぶスペシャルファッションストーリーの別冊付き。本誌も美しいヴィジュアルと詳細なテキストで世界各地の知られざる工芸や美術、文化を紹介する充実した内容となっている。
巻頭エッセイは、西加奈子(作家)、モニカ・カウェッキ(編集者)、高城昌平(ミュージシャン)、大森克己(写真家)らが執筆。特集『三つの雑談』では、森啓子(ドキュメンタリーディレクター)+山田紗子(建築家)、キャスリーン・ライリー(アーティスト、金属工芸家)+白鳥みのり(玉川堂店長)、ピコ・アイヤー(作家)+永井佳子(キュレーター)ら関係や共通点などさまざまな3組が登場。テーマなしの気ままなフリートークを収録。
ほかに、〈visvim〉中村ヒロキのインタビューや、約100年にわたる歴史を誇るスウェーデンの伝説的インテリアショップ「スヴェンスク・テン」の知られざる歴史を辿るレポート、兵庫県・赤穂市に伝わる幻の工芸「赤穂緞通」についての取材記事なども掲載。
『Subsequence』第4号
価格/¥4,620(日本国内の定価です。販売国によって価格は異なります)
・日英バイリンガル/156ページ、オールカラー/別冊付録:24ページ、オールカラー
・260mm × 372mmの大判サイズ/別冊付録:A4サイズ
・日・米・欧・アジア各国の〈visvim〉直営店ショップと一部セレクトショップと一部セレクトショップ、およびweb通販にて販売。
なお、本誌刊行に合わせて、8月28日(土)より「visvim」(表参道)にてイベント『Subsequence Bazaar』も開催予定。これまで本誌で取り上げて来た作家やメーカー、工芸家の作品や商品が購入できる貴重な機会となる。
〈visvim〉からも、オリジナルで製作したTシャツとフーディなどのグッズ販売を予定している。
「Subsequence Bazaar」
会期/8月28日(土)〜9月5日(日)
会場/visvim
住所/東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 2F
Tel/03-5468-5424
出典作家/
阪上梨恵(赤穂緞通/兵庫)、坂口恭平(絵画/熊本)、佐々木伝承毛鉤店(伝承毛鉤/茨城)、ジェリー鵜飼(イラストレーション/東京)、SHOKKI(陶器)、本多沙映(人工石、プラスティグロメレート/東京)、李青(李朝、韓国工芸/京都)、NORI TAKABAYASHI(仮面、オブジェ/千葉)、PUAKO SHOP(ラビット・スクーター/徳島) ほか
Text:Chiho inoue