永久保存版!「Mame Kurogouchi」10周年を記念した初の作品集を刊行
ブランド設立10周年を迎えたMame Kurogouchi(マメクロゴウチ)が、2021年8月15日(日)まで長野県立美術館で開催されていたエキシビション「10 Mame Kurogouchi」を記念した初の作品集を発売する。
展覧会の構成と同様、全部で10のキーワードからなる本書。デザイナーの黒河内真衣子が書き溜めてきたスケッチやインスピレーションのきっかけとなったメモ、コレクション発表時のルックなどを掲載し、ブランドのクリエーションを紐解く。 「色」の章では、黒河内が日常の中で見つけた色がどのようにしてコレクションに取り入れられるかを、写真と生地やカラーチャートを貼り付けたノートのページとを対比しながら追う。 展覧会でも大きな目玉の一つとなった「ノート」では、コレクションごとに書き溜めてきた膨大なスケッチや日記を含むノートの一部を公開。
Mame Kurogouchiの大切なインスピレーション源の一つである「旅」。何気ない会話や景色に色濃く残った記憶をデザイナー自らが撮影した写真を収録している。
そのほか、黒河内と親交の深い小説家、朝吹真理子による寄稿も掲載したスペシャルな内容。
カバーのデザインにもこだわりが。和風の鳥の子紙を再現した柔らかな風合いの用紙を使用し、裏面には10年間のコレクションのルックが全て印刷され、面面からかすかに透けて見える仕様になっている。
また、銀座・代官山・六本木の蔦屋書店では、本書の刊行を記念したフェアを開催中。10の章をテーマにデザイナー自身が選書した書籍をコメント付きで紹介する。3店舗の選書ラインナップは異なるので、書店巡りする楽しみも。
Mame Kurogouchiの10年間の歩みが一冊になった作品集は、手元に置いておきたくなる永久保存版。展覧会へ足を運んだ人もそうでない人も、全ファン必携!
『10 Mame Kurogouchi』
著者/株式会社黒河内デザイン事務所
定価/¥2,970(税込)
仕様/A5判 304ページ
発売/2021年8月
発行/青幻舎
『10 Mame Kurogouchi』刊行記念フェア
会期/2021年8月17日(火)~約1ヶ月予定
開催店舗/銀座 蔦屋書店、代官山 蔦屋書店、六本木 蔦屋書店
Text: Yukiko Shinto