杉本博司、名和晃平らの作品を展示@kudan house | Numero TOKYO
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杉本博司、名和晃平らの作品を展示@kudan house

小瀬真由子 (c)Mayuko Ose
小瀬真由子 (c)Mayuko Ose

東京・九段の歴史的建築である邸宅「kudan house」にて、サム・フランシス、杉本博司、名和晃平ら現代アーティスト19組の作品を紹介する展覧会「The Still Point – まわる世界の静止点」が開催。会期は、2021年8月6日(金)〜9月5日(日)まで。

オリバー・ビア、黒田辰秋 (c)THE CLUB
オリバー・ビア、黒田辰秋 (c)THE CLUB

登録有形文化財「旧山口萬吉邸」をリノベーションした、会員制のビジネスイノベーション拠点である「kudan house」。1927年竣工の歴史ある同会場を舞台に開催される本展は、銀座 蔦屋書店アートギャラリーTHE CLUBのマネージングディレクター・山下有佳子がキュレーションする、時代や国籍の異なるアーティストによるグループ展だ。

「時/とき」をテーマに、ルチオ・フォンタナ、サム・フランシス、河原温、宮島達男、名和晃平、杉本博司、リー・ウーファンほか計19組の現代アーティストによる作品を紹介。展覧会タイトルの「The still point(静止点)」は、イギリスの詩人、T.S.エリオットが「バーント・ノートン」のなかで探求した、現実の時間と永遠が交差する地点を表している。

「コロナを経て、いちど停止したかのような時間。それがまたものすごい速さで動き始めた今。多くの人が改めて“時間”について考えているのではないでしょうか。そしてそれは多くのアーティストたちを惹きつけてきたテーマでもあります。アートは、その一方通行にも見える時間というものの多面性を、私たち鑑賞者に再認識させてくれます。過去を愛しみ、未来に思いを馳せ、または不変というものに想いを巡らせる。会場を後にし、また日常へと戻るとき、時間に消費されるのではなく、私たち自らの感性と感覚で“とき”を捉えられるよう願っています」
(山下有佳子による展覧会メッセージ)

歴史を感じる特別な空間で、それぞれのアーティストが展開する「時/とき」を巡る作品群を、ぜひ体感してみよう!

※掲載情報は8月10日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

「The Still Point – まわる世界の静止点」
会期/2021年8月6日(金)~2021年9月5日(日)
会場/kudan house
住所/東京都千代田区九段北1-15-9
開館時間/11:00〜18:00
※予約制
休館日/月
※8月31日(火)はイベント開催のため終日休館
URL/https://www.ccc-artlab.jp/news/2021/07/2264/

Text : Akiko Kinoshita

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