クエンティン・タランティーノ、作家になる夢を応援しなかった母親に経済援助ナシ
クエンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino)は、作家になる夢を応援してくれなかった母親に対し、今でも経済的な援助をしていないという。
ハリウッドの大物監督の1人に数えられるタランティーノは、12歳の時、来月75歳になる母親コニーさんから自身の作家になる夢を馬鹿にされたことから、成功したとしても何も買ってあげないと心に決めたのだそうだ。
ドラマ『ビリオンズ』の共同クリエイター、ブライアン・コッペルマンのポッドキャスト番組『ザ・モーメント』に出演したタランティーノは、学校で書いた戯曲が問題となった時に母親が教師の味方をしたことを振り返り、「(母は)それについて僕を馬鹿にしたよ。その延々とした批判の途中に『ところで、あなたの小さな作家のキャリア』って言いながら、指で引用符の形をつくって『あなたがしている小さなの作家キャリア、その馬鹿げたことは終わり』って言ったんだ」「それを皮肉っぽく僕に言ってきた。僕は『オッケー、ご婦人。僕が作家で成功しても、あなたはその成功から1ペニーも見ることはない。ママは、家も、旅行も、エルヴィスのようなキャディラックももらえない。何ももらえないよ。そんなこと言ったからね』ってなった」
そして、その誓いを今も守っているかと質問されたタランティーノは、「そうだね。税金のことで助けたことはあるけど、家もキャディラックもない」「子供に向けた言葉にはその結果がある」「子供達にとって意味あることに向けた皮肉な言葉は(好ましくない)結果を招くということを覚えておくべきだ」と答えている。