ジュリアン・ムーア、自分のアイデンティティを尊重し国籍を変更 | Numero TOKYO
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ジュリアン・ムーア、自分のアイデンティティを尊重し国籍を変更

©Bang Media International
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ジュリアン・ムーア(Julianne Moore)は、「外国人の母」に敬意を表して国籍を変更したそうだ。

スコットランド生まれの母親アン・ラブ・スミスに敬意を表し、2011年に英国籍を取得したジュリアンは、常に「自分がスコットランド人の一部であるという強いアイデンティティ」を持って育って来たという。 自分が受け継いだものについて、ジュリアンはこう語る。「アメリカには1世のアメリカ人がたくさんいて、同一化、つまり、ここに来てすぐにアメリカ人になると言うように多くの人は言っているけれど、私にはそう言う経験はありません」「母はいつも、私たちは100%アメリカ人ではないと言っていました。私の祖父母は生粋のスコットランド人で、私たち兄弟は皆キルト(スコットランドの民族衣装)を持っていて、自分たちがスコットランド人であるという強いアイデンティティを持って育ちました」

そんなジュリアンは、自分自身の記憶や経験を基に2013年に『マイ・マム・イズ・ア・フォリナー・バット・ノット・トゥ・ミー』というアイデンティティに関する本を出版、それについてこう語っている。「私はこの本を、私の母や他のすべての外国人の母、そして、他人から見れば非常に異質に見えるけれど、自分達にとっては世界で最も身近な人という状況の中で育つ子供たちへの賛辞として書きたかったのです。アメリカ人1世の人は、ちょっとしたことですぐに見分けがつきます。例えば、娘がまだ小さかった頃、私は彼女の髪を2つの三つ編みにしました」「私の母がいつも私の髪をそうしていたから。でも娘が学校に行くと、そういう髪型の女の子は他に1人だけで、その子の母親はスペイン人でした。アメリカ人の女の子の母親たちはそんなことをしません」

 

Photo: Bangshowbiz

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