ジャンルもテーマも異なる6人のアーティストが共演する「03 SANMAIOROSHI」 | Numero TOKYO
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ジャンルもテーマも異なる6人のアーティストが共演する「03 SANMAIOROSHI」

美術作家グループ、黒帯アナコンダ(Kuroobianaconda)による展覧会「03 Sanmaioroshi」が8月6日(金)より大阪で開催される。

小畑 多丘《untitled》, 2020, acrylic on canvas, H1820×W2240×D50mm
小畑 多丘《untitled》, 2020, acrylic on canvas, H1820×W2240×D50mm
黒帯アナコンダは、多様なメンバーの非直線的な組み合わせから生まれる予期せぬ風景をつくり出すことをテーマに2019年より活動。同年にギンザ シックスにて開催した初のグループ展では、石井亨、大平龍一、小畑多丘、山田周平の作品を展示し、多くの注目と高い支持を得た。 3回目となる本展は、初の大阪・堀江で開催する。友禅染という日本古来の染色技法を再考しながら、伝統工芸の革新と現代美術の刷新をテーマに作品を制作する染色家の石井亨、彫刻にユニークなアプローチを加える手法で作品を発表している彫刻家の大平龍一。自らも B-BOY(ブレイクダンスをする人)であり、木彫による人体と衣服の関係性や、B-BOYと彫刻を端緒に生まれる空間、動き、重力を追求している彫刻家の小畑多丘。「架空の古代遺物」をテーマに、偶像、ツボ、大型ネコ類、植物、パイナップルなどをモチーフにしたセラミック彫刻、ペインティングなどを制作している画家で彫刻家の小池一馬。自身によって「外の世界(アウターワールド)」と解説される、現実と非現実的とが共存しているかのような世界観を持つ作品を発表しているアーティストの佃弘樹。写真、映像、立体、平面、インスタレーションと様々な作品形式を展開し、社会状況に対する考察を通じて作品を制作している現代美術家の山田周平の6名が参加する。

大阪に訪れる方は、ジャンルもテーマも異なるメンバーの新たな共演をぜひチェックしてみて。

03 SANMAIOROSHI
会期/2021年8月6日(金)〜28日(土)
会場/TEZUKAYAMA GALLERY
時間/12:00〜19:00
休廊/月曜日、夏期休廊 8月11日(水)〜17日(火)
※通常日曜日は休廊だが、会期中の8月8日、22日は営業
TEL/06-6534-3993
URL/https://tezukayama-g.com/exhibition/03-sanmaioroshi

Text:Midori Oiwa

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