木工作家・浦上陽介の個展がWebとギャラリーにて開催 | Numero TOKYO
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木工作家・浦上陽介の個展がWebとギャラリーにて開催

木工作家・浦上陽介の個展「use-less」が、東京・外苑前のギャラリー「galerie a」とオンラインにて開催される。会期は、ギャラリーが2021年6月19日(土)〜6月27日(日)まで、オンラインは7月4日(日) まで。

本展は、「galerie a」主宰/キュレーターの秋吉伸彦が、新たな作り手や才能を広く世の中に紹介するためのプラットフォームとして2020年10月に立ち上げたギャラリープロジェクトの第4回企画展。秋吉はファッションのホールセールスエージェントとして活動する傍ら、素晴らしい作り手を紹介したいという思いから「galerie a」を始動。日本国内に拠点を持ち、手仕事でモノ作りをしていることを一つの基準に、生み出された商品だけでなくその技術や背景を含めて紹介していく。

同ギャラリープロジェクトのコンセプトに沿って、木の仕事を取り扱いたいと思っていた秋吉が、木と向き合いながら漆や箔を施した木工作品を作り、日本各地で発表を続けている浦上陽介の作品と出合った。その作品が持つ独特の“くせ”に心惹かれ、数年の交流を経て実現した展覧会。テーマである「use-less」という言葉は、秋吉が作家に投げかけたコンセプトであり、作家に感じ取った“くせ”という魅力を表現しようとするものである。

「みんなに受け入れられるものよりも、一部の人間に熱狂的に支持されるもの。作品の持つ“くせ”が刺さらない人には useless に映ってしまうけれど、自分なりの use が見えた人にはとことん useful になり得る。結局そういう癖の強いものって、偏執的に愛せると僕は信じている」
(展覧会に寄せた秋吉伸彦のメッセージより抜粋)

木が持つ魅力に満ちた、浦上陽介の作品。会場とオンラインで、ぜひ体感してみよう!

※掲載情報は6月18日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

「use-less」
会期/ギャラリー:2021年6月19日(土)〜6月27日(日)
オンライン:2021年6月19日(土)〜7月4日(日)
会場/galerie a
住所/東京都渋谷区神宮前3-36-26 ヴィラ内川101
※作家在廊日 6月19、20、26、27日
URL/https://galerie-a.jp/use-less/
Instagram/@galerie__a
YouTube/https://www.youtube.com/channel/UC0bM3Ghm6w5lCTtUaLx-vWg/videos

Text : Akiko Kinoshita

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