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イサム・ノグチの注目の個展 東京都美術館にて再開

「イサム・ノグチ 発見の道」 ポスターヴィジュアル
「イサム・ノグチ 発見の道」 ポスターヴィジュアル

今年4月の開幕直後から緊急事態宣言を受けて臨時休室していた、彫刻家のイサム・ノグチの展覧会「イサム・ノグチ 発見の道」が、東京・上野の東京都美術館で展示再開。会期は、2021年8月29日(日)まで。

イサム・ノグチ 『黒い太陽』 (1967-69年) 国立国際美術館蔵 ©2021 The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum/ARS, NY/JASPAR, Tokyo E3713
イサム・ノグチ 『黒い太陽』 (1967-69年) 国立国際美術館蔵 ©2021 The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum/ARS, NY/JASPAR, Tokyo E3713

20世紀を代表する芸術家、イサム・ノグチ(1904-1988年)。日本人の父とアメリカ人の母との間に生まれ、アイデンティティの葛藤に苦しみながら独自の彫刻哲学を打ち立てた。舞台美術やプロダクトデザインなど、さまざまな分野で活躍するなかでも、晩年に取り組んだ石彫は、ノグチ芸術の集大成というべき作品世界を感じさせる。

イサム・ノグチ 『ねじれた柱』 (1982-84年) イサム・ノグチ財団・庭園美術館(ニューヨーク)蔵(公益財団法人イサム・ノグチ日本財団に永久貸与) 撮影:齋藤さだむ ©2021 The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum/ARS, NY/JASPAR, Tokyo E3713
イサム・ノグチ 『ねじれた柱』 (1982-84年) イサム・ノグチ財団・庭園美術館(ニューヨーク)蔵(公益財団法人イサム・ノグチ日本財団に永久貸与) 撮影:齋藤さだむ ©2021 The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum/ARS, NY/JASPAR, Tokyo E3713

本展は、「彫刻の宇宙」、「かろみの世界」、「石の庭」の3つの展示空間で構成される。国内外の多数の大型作品をはじめ、約90件が集結。また、30年以上にわたって取り組んだ光の彫刻「あかり」が約150灯連なるインスタレーションや、折り紙から着想を得た金属彫刻シリーズ、遊具を紹介。さらに、石匠の和泉正敏とともに香川・牟礼(むれ)町のアトリエで作り上げた晩年の彫刻を、東京でまとめて公開されるのはまたとない機会。

イサム・ノグチ 『ヴォイド』 (1971年、鋳造1980年) 和歌山県立近代美術館蔵 撮影:齋藤さだむ ©2021 The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum/ARS, NY/JASPAR, Tokyo E3713
イサム・ノグチ 『ヴォイド』 (1971年、鋳造1980年) 和歌山県立近代美術館蔵 撮影:齋藤さだむ ©2021 The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum/ARS, NY/JASPAR, Tokyo E3713

他にも、音楽でイサム・ノグチをひもとく鑑賞体験として、サカナクション・山口一郎によるサウンドツアー「イサム・ノグチと音楽」がスタート。本展のために選曲された音楽に包まれながら、会場を回遊することができる。詳しくは、公式サイトをチェック。

日本の伝統や文化に影響を受けつつ、生涯を通して「彫刻とは何か」を追求したイサム・ノグチ。その創造の軌跡を、ぜひたどってみよう!

※掲載情報は6月15日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

「イサム・ノグチ 発見の道」
会期/2021年6月1日(火)再開〜8月29日(日)
※日時指定予約制
会場/東京都美術館 企画展示室
住所/東京都台東区上野公園8-36
開室時間/9:30〜17:30
※入館は閉館の30分前まで
休室日/月
※7月26日、8月2日、8月9日は開室
URL/https://isamunoguchi.exhibit.jp/

Text : Akiko Kinoshita

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