中村倫也が安倍晴明に! 劇団☆新感線『狐晴明九尾狩』上演決定
今もっともチケットが取れにくい劇団の一つでいのうえひでのりが主宰する「劇団☆新感線」が新たな公演内容を発表! 中村倫也、吉岡里帆、向井理らといった豪華な顔ぶれがそろう。
オリジナリティあふれる世界観を確立し、もはやエンターテインメントのジャンルの一つともいわれる劇団☆新感線において、人気シリーズの一つが「いのうえ歌舞伎」。神話や史実などをモチーフとし、ケレン味(歌舞伎を由来とし、ごまかしやはったりを意味する)を効かせた時代活劇のシリーズだ。近年ではその持ち味に加え、ドラマに重きを置き、人間の業を浮き彫りにした作品作りへ転化している。今回の公演はそのいのうえ歌舞伎の王道を行くという、いのうえひでのり演出、中島かずき描き下ろしによる伝奇時代劇『狐晴明九尾狩(きつねせいめいきゅうびがり)』。陰陽師、安倍晴明をモチーフにひと味もふた味もスパイスを加え、新感線らしいアクション、歌、ダンス、笑いを盛り込んだ伝奇ファンタジーとして創り上げる。 主人公、安倍晴明を演じるのは中村倫也。「中村倫也が安倍晴明を演じたら」という発想から誕生した本企画、どのような晴明を演じるのか期待が高まる。中村いわく「兎にも角にもフルスロットルで陰陽しまくろうと思います」とのこと。「狐の子」を名乗る陰陽師・晴明(中村倫也)と、陰陽師に化けた九尾の狐(向井理)、逆転また逆転と続く手練手管の頭脳戦は必見!
2021年劇団☆新感線41周年興行 秋公演
いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩』
ときは平安時代の中頃。京の都で宮廷陰陽師として仕える安倍晴明(中村倫也)。人並み外れた陰陽道の才能ゆえに「人と狐の間に生まれた」と噂され、“狐晴明”と呼ばれている。ある夜、九尾の妖狐が日の本に渡ってきた印、九つの尾を持つ凶星が流れる。しかし、宮廷からうとましく思われている彼は退けられ、九尾の妖狐退治は、大陸で学問を修めて戻った陰陽師宗家の跡取り、賀茂利風(向井理)に命じられる。だが、すでに九尾の妖狐は利風を倒し、その身体を乗っ取り内裏に侵入していた……。
作/中島かずき
演出/いのうえひでのり
出演/中村倫也 吉岡里帆 / 浅利陽介 竜星 涼 早乙女友貴
千葉哲也 高田聖子 粟根まこと / 向井 理
東京公演/2021年9月 TBS赤坂ACTシアター
大阪公演/2021年10月 オリックス劇場
URL/www.vi-shinkansen.co.jp/kyubi/
Text:Sayaka Ito