会田誠や山口晃ら5名のアーティストによる「オーライ」展開催 | Numero TOKYO
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会田誠や山口晃ら5名のアーティストによる「オーライ」展開催

東京・市ヶ谷のミヅマアートギャラリーにて、会田誠、赤松音呂、O JUN、棚田康司、山口晃による「オーライ展」が開催中。「境界線」をテーマに展開され、5名のアーティストの作品を「往来」しながら楽しむ展覧会だ。

疫病退散アマビヱ之図 2020 パネル、アクリル絵具、色鉛筆 103×72.8cm 撮影:宮島径 ©AIDA Makoto Courtesy of Mizuma Art Gallery
疫病退散アマビヱ之図 2020 パネル、アクリル絵具、色鉛筆 103×72.8cm 撮影:宮島径 ©AIDA Makoto Courtesy of Mizuma Art Gallery
国や人種、性別などのさまざまな分断が垣間見える出来事やニュースが増加し、人と人の距離感や、価値観が揺れ動く現代。普遍的な世界においても、「あちらとこちら」や「あなたとわたし」など、境界線は多様に存在するものだ。さらに昨今のコロナ禍により、ますます社会のボーダーは急速に変化している。そのような状況下で、境界線について考える機会も増えているだろう。 本展では、そんな「境界線」をテーマに展開。会田誠、赤松音呂、O JUN、棚田康司、山口晃といった国内外で活躍する5名のアーティストたちの作品が紹介される。境界を超え、彼らの作品をいったりきたりと、まさに「往来(おーらい)」しながら鑑賞する展覧会だ。
チョウズマキ 2020 water, glass vessels, magnets, plastic, electronic devices, controllers H110×W30×W30cm ©AKAMATSU Nelo Courtesy of Mizuma Art Gallery
チョウズマキ 2020 water, glass vessels, magnets, plastic, electronic devices, controllers H110×W30×W30cm ©AKAMATSU Nelo Courtesy of Mizuma Art Gallery

会場では、7月1日(木)より開催されるTokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル 13「パビリオン・トウキョウ 2021」のために制作された、会田誠『東京城』の一部を6月12日(土)まで特別展示をする予定。

変化の時代だからこそ、作品の往来を楽しみながら、作品同士の共振を感じられるような展示となっている。会期は6月26日(土)まで。

※1枚目の会田誠『疫病退散アマビヱ之図』についてはこちらでも紹介。
(参考記事)会田誠によるアマビエアート 作品展示&ポスター発売!

 ※掲載情報は5月28日時点のものです。
 開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

会田誠、赤松音呂、O JUN、棚田康司、山口晃
「オーライ展」

会期/2021年5月26日(水)〜6月26日(土)
会場/ミヅマアートギャラリー
住所/東京都新宿区市谷田町 3-13 神楽ビル 2F
時間/12:00〜18:00
※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、事前アポイント制(1時間ごとに定員12名)。ただし、定員に達していない時間帯は予約なしでの鑑賞が可能。予約はリンクより airrsv.net/mizumaartgallery/calendar
休廊日/日・月曜、祝日
TEL/03-3268-2500
URL/mizuma-art.co.jp

Text:Akane Naniwa

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