アニャ・テイラー=ジョイ、『ハリー・ポッター』と植物が友達だった
アニャ・テイラー=ジョイ(Anya Taylor-Joy)は、ロンドンに移り住んだとき、「ハリー・ポッター」シリーズのキャラクターたちと植物だけが友達だったのだという。
フロリダで生まれ、まだ物心つく前にブエノスアイレスに移住、さらに6歳の時にロンドンに引っ越したアニャが、幼少期に経験したそれらの転機が人生にもたらした影響について、その心中を明かした。 エル誌でアニャはこう語る。「ジョークにすることもあるけど、『ハリー・ポッター』の本のキャラクターたちが友達だったというのは真面目な話よ。イギリスでの最初の2年間は、植物を手でたたくゲームをして過ごしたの。十分に強い力でたたくと、植物はたたき返してくるのよ。あとは読むことで学んでいた。それが私の生活の全てだった。他の子供たちと出かけることもなかったし、(皮肉で)私は明らかにとてもノーマルな子供だったわね」 またアニャは学校での勉強は大好きだったものの、いじめにあったことで、16歳で退学するに至ったのだという。ロッカーに閉じ込められたことなどの経験を以前にも明かしていたアニャだが、今は話したくないのだそうで、「(話したくないのは)トラウマだからという訳ではないの。そんなことに放送時間を費やしたくないのよ」と説明した。
そしてアニャは、『クイーンズ・ギャンビット』で自身が演じたベス・ハーモンがチェスを必要としたように、いじめと対峙する為に、演じることの必要性を感じたそうだ。「べスがチェスを必要としたのと同じように、いじめが私を押したのよ。私には演技が必要だった。私の価値が認められて評価される場所があると信じる必要があった。『私の何が悪いのかしら?どうして(人や世間に)馴染めないのか?』って常に感じているより、何かに貢献する必要があったのよ」
また一方で、ネットフリックス製作の同ドラマの第2弾については完全に否定はせず、監督兼共同クリエイターのスコット・フランクが将来的に何をやりたいのかは分からないとして、「『絶対に第2弾はないわ』と言ったら私は馬鹿よ。40歳になってスコットが『ねえ、どう思う?戻りたい?』というかもしれないし」と語った。