ライアン・ガンダーが選んだ 異色の作品展@オペラシティ
イギリスを代表するアーティスト、ライアン・ガンダーがキュレーションする、ユニークな展覧会が開催中。東京・初台の東京オペラシティアートギャラリーにて、2021年6月20日(日)まで。
コンセプチュアル・アートのけん引役として国際的にその名が知られる、アーティストのライアン・ガンダー。日々のあれこれや社会の仕組みなど、日常生活で見過ごしがちな物事を、新たな視点で観察したり解釈することによって、さまざまな表現を試みてきた。そんなガンダーが、東京オペラシティアートギャラリーの収蔵品をキュレーションする、異色の企画が開催されている。
また、3階の「ストーリーはいつも不完全……」では、来場者が懐中電灯を持ち、うす明かりの会場で作品を照らしながら鑑賞する。来場者の「見たい」という気持ちを再確認させるこの仕掛けは、鑑賞者それぞれが作品と一対一の親密な関係を作る機会を生み出している。
見ることや想像することを意識させ、作品鑑賞だけでなく日常生活に新しい視点をもたらすライアン・ガンダーならではの展覧会。お見逃しなく。
※掲載情報は4月23日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展
「ストーリーはいつも不完全……」「色を想像する」
会期/2021年4月17日(土)〜6月20日(日)
会場/東京オペラシティ アートギャラリー
住所/東京都新宿区西新宿3-20-2
料金/一般 1000円、大学・高校生 600円、中学生以下 無料
時間/11:00〜19:00
休館/月曜日(5月3日(月)は開館)
TEL/050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL/www.operacity.jp/ag/exh239/
Text : Manami Abe