「LOUIS VUITTON &」大規模展覧会がスタート!10の部屋で紐解くメゾンと日本の関係性
ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は2021年5月16日(日)まで、160余年におよぶメゾンのコラボレーションの歴史を巡るエキシビション「LOUIS VUITTON &」を東京・原宿の“jing”にて開催。日本のアーティストとのコラボレーションアイテムや、その世界観を表現した空間で、過去の日仏のクリエイティブな交流を一挙に振り返る。
展覧会では、先見性に富んだ日本のアーティストとメゾンの間に育まれてきた、敬意とインスピレーションの歴史にフォーカス。山本寛斎、藤原ヒロシ、草間彌生、NIGO®をはじめとした著名人たちとのコラボレーションを、 展示に没入できる10の空間に分けて紹介する。
メゾンのルーツであるトランクにフォーカスした「ルイ・ヴィトン : 受け継がれる真髄」の部屋では、肖像画家として著名なアレックス・カッツらが、若きルイ・ヴィトンのポートレート作品を制作。アートと共に、1924年に大西洋横断の船旅用に特注したトランクや、2018年にアムステルダム国立美術館が、フェルメールの絵画の輸送用に特注したトランクなどを鑑賞することができる。
テキスタイルシリーズのコラボレーションを振り返る「シルクを彩るアート」の部屋では、 “カレ・ド・ソワ”を中心としたシルクスカーフのパレットに、ニューヨークを拠点にするAiko、村上隆らによる作品をのせたグラフィックを展示。
また、「モノグラム」を再考する部屋では、1996 年と2014 年に、それぞれ著名なクリエイターたちが、メゾンのクラシカルなバッグを再解釈したプロダクトを披露。カール ・ ラガーフェルドによる 「パンチングバッグ」や、ヘルムート ・ ラングが手掛けた「DJトランク」など、アーティストとメゾンのサヴォアフェールの相乗効果で生まれた、唯一無二のプロダクトが並ぶ。
さらに「川久保玲によるルイ・ヴィトンの世界」の部屋では、話題の“バッグ ウィズ ホールズ“が登場!「真っ白なキャンバスに見立てたバッグ」の部屋では、モノグラム・キャンバスの上にアーティストたちがペイントを施したバッグや、モノグラム・モチーフを新しい形でちりばめたバッグがそろう。
展覧会後半には、マーク・ジェイコブスやニコラ ・ ジェスキエール、キム ・ ジョーンズ、 ヴァージル ・ アブローなど、歴代アーティスティック・ディレクターによる、アートとの関係性が深いレディ・トゥ・ウエアも。
さらに、隣接するギフトショップは、建築家・菅原大輔が空間デザインを担当。「LOUIS VUITTON &」限定のオーナメントやカードケース、限定カラーのイニシャルホットスタンピングなどのサービスを取り揃え、展示の余韻に浸りながらショッピングも楽しむことができる。
大ボリュームの多彩な部屋に、さまざまな時代の“才能”が集結した「LOUIS VUITTON &」。世界で活躍する日本のアーティストの軌跡、いつの時代もアーティストをリスペクトするルイ・ヴィトンのスピリットを、展覧会を通して改めて感じたい。
LOUIS VUITTON &
会期/2021年5月16日(日)まで
住所/東京都渋谷区神宮前6-35-6 jing
開館時間/10:00~20:00(最終入場19:30)
入場料/無料
Tel/0120-00-1854
Tel/0081 (0)3-3515-0855
URL/www.louisvuitton.com
※ルイ・ヴィトン公式サイトから要来場予約
Text:Anri Murakami