ベン・アフレック、離婚で演技力が向上?
ベン・アフレック(Ben Affleck)は、離婚により演技力が向上したと感じているそうだ。
2015年に9年間の結婚生活を送ったジェニファー・ガーナーと離婚、15歳から8歳の3人の子供を育てるなどの人生経験が、役作りに役立っていることから、演技にも良い影響をもたらしていると感じるという。 ザ・ハリウッドレポーターの座談会でゲイリー・オールドマンやジョン・デヴィッド・ワシントン、デルロイ・リンド、サシャ・バロン・コーエン、スティーヴン・ユァンらを前に新作映画『ザ・ウェイバック』について語った際、ベンはこう口にしている。「僕にとってこの映画は、子供を持ち、離婚で色々なことを経験することで、十分な人生の浮き沈みを見てきたかということが重要だったと思う。今僕は、この役を興味深いものにするのに十分な人生経験がある。僕は何もないところから作り出すほど上手くないからさ」「年を重ね、より強烈で意味ある個人的な経験が、僕の演技をより興味深いものにしているから、欠点のある人を描いた映画により惹かれるようになった」
『ザ・ウェイバック』でベンは、アルコール依存症の役を演じているが、自らも経験があることから、下調べはさほど必要なかったと続ける。「アルコール依存症から回復しているところの自分が、映画の中でアルコール依存症を演じている。そして、子供を失った悲しみがテーマだ。それについては、ありがたいことに自分は経験していない。でも、おそらく最悪の経験だろう」「一方で、(この映画は)アルコール依存症についても大きな位置を占める。アルコール依存症とは一種の強迫行動だ。本質的にとても興味を惹かれるものではないんだけど、その回復の道のりで、どうしてそうなったのか、いかに修復するか、自分の人生をどんな風にしたいか、どんな倫理で生きていきたいかなどを考えたときに、時に興味深いものとなる」「僕はアルコール依存症で一度はまた戻ったこともある。そしてまた回復に入った。それから、あの映画をやった」「だからアルコール依存症の面で下調べをする必要はなかった。そこは問題なかったね」
そして50歳の大台が近づく今、これまでにないほど人生に満足しているとして、「一緒に時を過ごしたい子供が3人いるし、自分の仕事が大好きで、この役みたいな深みのあるキャラクターを演じることで色々な話しを伝えるのも大好きだからね」と語った。